« 2005年01月 | メイン | 2005年03月 »

2005年02月 アーカイブ

2005年02月01日

アラン・ケイ インタビュー

アラン・ケイさん:HP研究所シニア・フェロー、ViewPoint Instituteプレジデント: 実際、このプロジェクトが成功する前に、私たちみんな死んでしまうでしょう? これは大事業なのです。何世代もの子どもたちに受け継がれます。印刷機がヨーロッパ中に広がるまで、150年かかりました。印刷機の発明に関係した人々は、最終的に印刷革命が起きるまで生きてはいませんでした。 だから何だと言うのでしょうか。私たちがこのプロジェクトが終わるまで生きている必要はありません。大事なことは、これをきちんと続かせることです。

アラン・ケイらしい子ども中心の教育論がメイン。あとは発展途上国のためのコンピュータをつくりたいという話。

PICSY blog: アラン・ケイの言葉より。あ,同じところを引用してしまった。けど,キモはここなんだからしょうがない。

『世界文学を読みほどく』

を読む。

池澤夏樹『世界文学を読みほどく 』新潮選書,新潮社,2005

京都大学文学部での集中講義の講義録。以下の作品を午前と午後にひとつずつ扱う濃密な講義。

スタンダール「パルムの僧院」
トルストイ「アンナ・カレーニナ」
ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」
メルヴィル「白鯨」 
ジョイス「ユリシーズ」
マン「魔の山」
フォークナー「アブサロム、アブサロム!」
トウェイン「ハックルベリ・フィンの冒険」
ガルシア=マルケス「百年の孤独」
ピンチョン「競売ナンバー49の叫び」

恥ずかしながら『魔の山』と『百年の孤独』しか読んでいないけど「読んでなくても講義に出てよい」とあるので安心してとりかかる。名作を現代といかに接続するか,について「世界」「場」「舞台」などをキーに見ていく。あらすじも紹介されるので,読んだ気になる。これはまずいかも。

「魔の山」は第一次大戦の戦敗国ドイツにむけて行われた「ヨーロッパのプレゼンテーション」だという指摘はおもしろかった。でも,そんな話だっけなぁ。(やや,こんなニュースが。「独シンボル「魔の山」舞台サナトリウムを売却 財政穴埋めに」)

ピンチョンもおっかなくて手のでない作家だったが,暖かく安定していて閉じている「温室」と,雑然としてワイルドで何が起こるか分からない「街路」という対比的な空間モデルは魅力的なので『V.』を読んでみようと思った。

さて,一週間の講義の全体の軸となっているのは,「羅列的」ということだ。

続きを読む "『世界文学を読みほどく』" »

Innovate America

いわゆる「パルミサーノ・レポート」
これから読みます。

The Council on Competitivenesshttp://www.compete.org/pdf/NII_Final_Report.pdf

日経コンピュータの解説ダイジェストで概要はわかる。

追記:
イノベーション指向の産業政策を! RIETI 経済産業研究所

移動交番車

週末夜に「移動交番車」 広島東署開設:中国新聞・地域ニュース:


http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn05012905.html

「警察官詰め所」が機能の名前で,そのために「移動交番車」を使っているということのようだ。ま,ただのバンなわけだけれども,一時的に機能すればいいのなら,建築でなくてもよいのだ。

2005年02月02日

『〈五感〉再生へ』

を読む。

山本柚実『〈五感〉再生へ—感覚は警告する 』岩波書店,2004

身体と社会の関わり。五感の衰え。偽物の感覚の拡大。そんなことのノンフィクション事例集。アフリカのマサイ族の視力は有名だけど,ものすごく遠くのジッとしている牛を見つけるのは得意だけど,手元で早く動くボールなんかは実は日本人のほうがよく見えているそうで,なるほど感覚は環境が鍛えるのであった。

握手してジャンケンをするゲームというのが出てくる。こどもとやってみたが盛り上がった。アイスブレーキングにはよさそうだ。恋愛じゃないキスやハグの習慣にとぼしい日本人は,他人に触る機会がすごく少ないものな。満員電車ってのもあるが。

事例はどれも面白いのだが,なんとなくものたらない感じはある。いろんな事例を読んで,「やっぱりな」「たしかにな」「そこまできたか」「たいへんだな」とは思うが,思いもよらないことは書いてない。それがそこと繋がるのか!キョーガク!みたいな展開はない。もっとも,私がそもそもお門違いの期待をして,それが外れたと言っているだけであるから,この本の価値はまったく下がらないけど。

著者のウェブサイト:山下柚実 | Yuzu Journal 2002
写真がよい。

『まちをリファインしよう』

が出た。

青木茂『まちをリファインしよう—平成の大合併を考える 』建築資料研究社,2005

2003年8月に大分県蒲江町で行われた「蒲江町 環境・建築・再生ワークショップ」の記録を核に,平成の大合併で大きく様相を変えることになる地方の町についての対談などをまとめたもの。ワークショップから一年半たっているけれど,本にするってのは大事なことだ。

私もファシリテータとして一週間,海にこもっていた当事者なのだが,地方をめぐる今日のいろいろな深刻な問題が,しかし陽気なかたちで,現れていたのだなあと改めて思う。

本江チームの面々は元気でしょうか。どうしてる?

2005年02月03日

三次元の地図で道案内 - 携帯電話向けに開発

三次元の地図で道案内 - 携帯電話向けに開発 (MYCOM PC WEB):
三菱電機、NTTドコモ、パスコの3社は、インターネット経由で携帯電話に三次元都市地図とGISデータを配信する技術を開発、東京丸の内地区で、この技術を利用した歩行者ナビゲーションの実証実験を行う。

おもしろそうであり,使えなそうでもある。いろいろ不思議。

現在はGPSを用いてリアルタイムに現在地を取得することは行わないが、三菱では、将来的にはGPSの導入は必要と考えており、今後開発を進めていく意向だ。

GPSなしで現在地はどうやって取得するのかな。
人の視線の向きはどうやって取得するんだろう。ジャイロで出来るんだっけ?
それとも現在地は関係なくて,「画面に見えるような風景に向かって歩け」,という実験なのかな?一度迷ったら,もとには戻れないという……まさかね(笑)

サンプル画像はえらい抽象的だけど,看板もデータ化されてんのかな。
なんでもリッチなコンテンツにすりゃいいってもんじゃないとも思うが。
みなゲームに慣れてるから,モタモタする3次元表示はかえって嫌われそうでもある。

ていうか,丸の内はグリッドだし皇居で方位は掴めるし,迷わなくね?

追記:
ドコモのプレスリリース:携帯電話向け三次元都市地図配信技術を開発 -立体的な表示で分り易い歩行者ナビゲーション、東京丸の内地区で実証実験- <2005年2月3日>

2005年02月04日

平成17年度 宮城大学 一般選抜試験出願状況

デザイン情報学科は以下のとおり。


日程定員志願者数倍率
前期日程451753.9
後期日程252008.0

受験生のみなさん,がんばってください。

大学全体は大学のページへ。
平成17年度 宮城大学入学者 一般選抜試験 出願状況

続きを読む "平成17年度 宮城大学 一般選抜試験出願状況" »

マイクロ・テロリズムとシステムを俯瞰する力

一種のテロのようなもの。そう、マイクロ・テロリズムとでも言えそうなもの。対象を選ばず、だれかを害すること。対象を選ばず、なにかを破壊したり、汚すこと。放火、軽微な盗み、公共の場所でのゴミ・汚物の投棄、投石による人家への破壊、抵抗力のない子供/老人/女性への虐待など。すでに始まっていることばかりである。

マイクロ・テロルは対象を選ばない。マイクロ・テロルに走る側の人間(マイクロ・テロリスト)は、なにかに復讐したいとは思っているのだろうが、そもそも彼/彼女の敵が見えないので、手近な、抵抗力のない者/物を対象にする。自分の側にも抵抗力がないため、深く潜行して、ひそかに実行される攻撃。人ごみの中というよりは、周囲にだれもいない個室の中や深夜の屋外、逆に、加害者が特定できないほどの極端なひとごみの中。

「マイクロ・テロリズム」というのはぞっとさせられる考え方ではあるが,われわれの不安と不満をうまく掬い上げている概念だ。

蔓延するマイクロ・テロリズム。
どうしてこうなったのか。
負の行動によって閉塞する社会をどのようにして開きうるのか。

下記では,実学重視を旗印に大学改革を行った首都大学東京をとりあげて,この問いを大学の使命と関連づけている。非常に迫力のあるエントリーであるので,ぜひ全文を読まれたい。

経済活動において重要な技能を重点的に叩き込む場であってこそ大学の存在価値がある。それ以外の非経済的な知を追求する学問などは効率化=切り捨てられて当然だ。などの意見が多く語られる状況の背景には、当然のことながらすでに長長期にわたる経済不況がある。

職をもつ身からは「社会人の常識」として、職のない身からは「大学への怨嗟」として、その非効率の砦たる人文学は十字砲火を受けている。

しかし、先の「テロリズム」の背景を見たときには、そこに現行の経済システム・社会システムそのものへの疑問・不満・苛立ちが見えている。

さらに言えば現在の経済的効率の追求こそが、それらの問題、「少子化」「フリーター」「失業者」を生んでいるという事実がそこにある。

にもかかわらず、誰しもが「負け組」という強迫観念に背中をつつかれ、「ゆとり」のない競争を自明視しなければならないというその状況を、意図的に気づかないようにしている。目を閉じ、口をつむぎ、耳をふさいで、同遇の他人の存在を障害としか見ずにバスに乗ろうと小突きあっている。

そして「システムを俯瞰する力を得る場」としての「人文学」への支持が表明されるのだが,これは記事にもあるとおり,「大学」の「人文学」だけでなく,「教育」全体の問題として考えなくてはならないだろう。

ただし,「システムを俯瞰する力」を得るためには,相応の「実学」を要することもまた事実だろう。足下を固めなければ,高く跳ぶことはできない。その点,人文学の現場がどうなっているのかは私は知らない。私の持ち場であるところに,デザインの学というものがあるとすれば,現場の実践を繰りかえしながらシステムを俯瞰する力を指向していくものでしかありえないだろう。

とまあ言ってはみるものの,これがなかなかねえ。

ナンパは犯罪か

: 女子中学生に声をかけたとして迷惑防止条例違反容疑で男を逮捕 /島根

知らない人に話しかけてはいけない,という社会を目指してんのか?

男がどんな様子だったのかわからないと判断できないけど,よっぽど酷かったんだと思いたい。

2005年02月05日

プレイやん

任天堂公式サイト:プレイやん

なんだかよさげだぞ。5000円だし。

レビュー:
週刊 デバイス・バイキング: “ゲーム機らしさ”が魅力の格安ビデオプレーヤー
GBA SP/ニンテンドーDSが5千円でポータブルプレーヤー!
任天堂 「プレイやん」

マカーはソフトの面で工夫が必要だろうが,なんとかなるだろう。
Macintosh Lab.に,"SD VIDEO Helper"というスクリプトあり。

2005年02月07日

ウゴツール

ウゴツール:


http://mclover.net/Program/Ugo.htm

Nayami-1

ウゴウゴルーガ風の動く絵をつくる。
いいなぁこれ。マックで使えるのないかしら。

2005年02月08日

「家展〜記憶のかたち〜」オープン

慶応SFC安村研の「家展」がはじまり,展示内容が公開されている。

家展〜記憶のかたち〜|展示内容

どれもすごくイイ!

「記憶する服」は特に好きだな。どうやって実装するのかわからないけど。

ただ,思い出は美化されてこその思い出であるので,問答無用で昔の写真が見えてしまうのは善し悪しかもしれない。映し出された昔の自分のダサさ加減に,鏡に映る現在の自分のくたびれぶりがオーバーレイされて一気に萎えてしまうのではないかと恐れる。おじさんの思い出は輝かしくばかりはないのだ。

だから何か,詩のようなかたちで,象徴的に,美化作用の余地を残すやうに,思い出との関連がうっすらと示唆されるにとどめるのがよいのではないか。あるいはせめてスライドショーの彩度を下げ,やや露出オーバー気味で映すとか。

「借景カケジク」は名前が冗長。「シャケジク」がよい。

「ちらりドア」もいい。
これ,そのまま例の千本カメラに使えそうじゃないですか。>誰となく。
パクるのはいけないので仲間に引き込むとか。

それにしても展覧会を見に行けないのが悔しすぎる。
首都圏の人はぜひ明日見てきてどんなだったか教えて。

「三信ビルディング」解体

ニュースリリース:三井不動産株式会社:「三信ビルディング」解体のお知らせ
http://www.mitsuifudosan.co.jp/home/news/2005/0121/index.html

有楽町の三信ビルディングが解体されることになったらしい。
写真はここなど。

JIAが三信ビルディング保存に関する要望書を出している。

アーケードが立派。なくなる前に見ておこう。

1日3度の歯みがき

1日3度の歯みがきで脂肪燃焼? | Excite エキサイト : ニュース: ほっそりした体型を維持している人は毎食後に歯を磨いていることが多いという結果が出た。 (中略) 日本肥満学会の紀要に発表された調査結果によれば、太り過ぎの男性はしばしば一日に一度も歯を磨いていないという。

一応,磨いてますが,毎食後ってわけじゃないな。
それが敗因か……orz

否,相関と因果を取り違えてはいけません。

2005年02月10日

本城直季「ニセモノそっくり」

今店頭にある『relax』2005年3月号p.24-25の見開きに息を呑んだ。

本物なのか模型なのか,よくよく見てもわからない日本の都市の鳥瞰風景写真。

わずかなクレジット表示から追いかけてみると,本城直季という写真家の仕事だとわかった。

これは本物の風景写真で,「6×7の大判カメラを使って、逆アオリで被写界深度を薄くしている」らしい。

MONTHLY RECOMMEND / 2004.10 / 今月のアート情報で,いくつか作品が見られる。

『コマーシャルフォト』2005年2月号の表紙でもあるようで,裏表紙には「ニセモノそっくり」とある。よいなあ。

『広告』の2004年11月号には新幹線の写真。これは旅の本屋:BOOK246に展示されているらしい。

3月のdrucksacheの展覧会に出展されるらしい。

こういう本城直季風の写真が一部で流行りそうだっつう話など。(←読み違えていたので訂正。)
はげログ: えらいことになった
はげログ: デジタルで本城スタイルにアプローチする

2005年02月11日

『知識創造企業』

を読む。遅ればせながら,ナレッジマネジメントの古典。

野中郁次郎,竹内弘高『知識創造企業 』梅本勝博訳,東洋経済新報社,1996

暗黙知と形式知,個人と組織で,2×2。
SECIモデル。
コミットメント。

のっけは西洋哲学と経営学における知識論のレビュー。
人名になじみがなければサクっと飛ばしてもいい。
アフォーダンスのギブソンやノーマンも注に出てくる。
日本対西洋という対比が強調されているのに違和感がないではないが。

家庭用パン焼き機や,日産のプリメーラ開発など「プロジェクトX」みたいな日本企業のモノグラフもおもしろく読めるが,やはり前半のSECIモデルの完成度の高さがすごいところ。経験者が,たしかにそうだったと思わされるモデルになっているのが評価の高い理由だろう。

ナレッジマネジメント関係にはひどい本も多い。分類のための分類というか,形式的な分類だけ延々とやっててダルダルというのが多いパターンだけど,これは違う。

『知識創造の方法論』

も読む。

野中郁次郎,紺野登『知識創造の方法論—ナレッジワーカーの作法 』東洋経済新報社,2003

知識に関わる古今東西の諸理論をSECIモデルで切りぬくという体の本である。『知識創造企業』の前半分の理論編を丁寧に説明しなおして,後半の「プロジェクトX」部分をカットしたというような形。

基本的には,『知識創造企業』と同じようなことが書いてあるわけだが,「方法論」で切り分けてあるところが違う。SECIモデルの各局面に,西田幾多郎,プラトン,デカルト,デューイがあてこんである(p.60)のは,まあわからんではないが,さすがにアナロジーの行き過ぎという感じがした。

卒業設計日本一決定戦2005登録締切がのびます

参加登録が2/14まで延長されています。

詳しくは公式サイトで。
卒業設計日本一決定戦

登録フォームがエラーになる場合は実行委員会あてにメールでも参加登録できるようです。

どうしようかなと思っている方,ぜひご参加ください。
渾身の卒業設計を終えた人たちが一堂に会する機会は本当に貴重です。
これまでに参加されたOBの方々も,ぜひ身の回りの4年生にお声がけしていただければと思います。

2005年02月12日

Everything you Need to Know About Writing Successfully

Everything you Need to Know About Writing Successfully: in Ten Minutes (Stephen King)

スティーブン・キングによる物書きの原則。
まずは中程以降,赤い文字で書かれた小見出しを読むべし。

"Be talented"と,のっけから厳しい。

最後はこうだ。"If it's bad, kill it"
「人にとっては安楽死は違法だが,小説にとってはそれが法だ。」

[結]2005年2月 - www.textfile.orgより。

解剖学

電子教科書(慶應義塾大学医学部解剖学教室編)

慶応大学解剖学教室による解剖学の電子教科書。人体解剖図の集成。
「海綿骨と緻密骨」とか「涙骨」とか,知らない名前の骨がたくさんあるのだった。

骨の名前のありようは地名のそれに似ている。

解剖図が地図であるように,地図とはすべて世界の解剖図にほかならない。

ised@glocom - ised議事録 - 設計研第1回:議事録

ised@glocom - ised議事録 - 設計研第1回:議事録:

メモメモ

2005年02月14日

ケータイ位置情報利用の特許

佐藤一郎: Web日記 (2005年):
研究の都合上、特許庁と米国の特許庁のWebデータベースにはよくアクセスするのですが、信じられないような広範囲な要求項をもつ特許が成立しています。その一例をあげると位置依存サービスをしようとしても、携帯端末がGPSなどから取得した位置情報を何らかのメッセージ(メールを含む)でサーバに転送して、そのサーバから現在位置に関するコンテンツを携帯端末が受け取ると特許に抵触します。

それから2月2日に書いた位置サービスの問い合わせを何件か頂いたので、特許番号だけを書いておきます。当方が念頭に置いて書いたのは特開2002-199423です。再度読み直すともっと要求項がもっと広かった。

当該特許への固定リンクはないが,特許電子図書館 - トップページから検索できる。これだな。

(11)【公開番号】特開2002−199423(P2002−199423A)
(43)【公開日】平成14年7月12日(2002.7.12)
(54)【発明の名称】座標ウェイポイントでメッセージにアクセスして記録するシステム及び方法

THE GPS City

THE GPS City:

本ゲームは、位置情報を利用したシミレーションゲームです。 各プレイヤーはゲーム開始と同時に1つのCityを与えられます。 プレイヤーはこのCityの市長となり、生活環境を整え、住民を増やすのがあなたの役目です。 Cityの人口や、移動した距離に応じて、Cityの運用資金となる報酬がもらえます。 たくさん移動して、より良いCityづくりに励みましょう。

移動して測位を更新することで運用資金が貰えるらしい。1km移動すると1ポッポ(ぽっぽはこの世界の通貨単位)。それを原資として,街を成長させると。

また、同じ場所にずっと滞在していると、流れ星や落下物があなたのCityに落ちてきます。

出不精には厳しい罰がw
試してみたいが,このところあまり動いていないからなあ。

誰かこれやってますか?

超高密都市香港

MICHAEL WOLF | PHOTOGRAPHY | HONGKONG :


超高密都市香港の写真集。すげー。
「裁ち落とし」っぽいんですよ,たしかに。あそこは。

Habitation Design 経由。

香港については,学生時代に大学の研究室で調査をして「超級都市香港」と題した雑誌の特集をつくったことがある。もう10年も前だけど,中国返還前の調査なので,それなりに価値はあろう。北島さんの写真はすごくいいですし。図書館か古本屋で。

私は「イリーガル・ストラクチュアの美学」だの「都市に住む覚悟」だのといった雑文を書きました。懐かしい。

2位伊藤園

キャリア女性が最も評価するブランドは、1位SONY、2位伊藤園:
20代、30代を中心としたキャリア女性が、興味・関心が高いと思われる有力なブランド250を「認知」「好感」「優位」「購入意欲」「愛着」の5つの視点から評価した結果、1位 ソニー、2位 伊藤園、そして3位 明治製菓という結果になりました
たしかにペットボトルのお茶では「お〜いお茶」がマシな気がするな。

2005年02月15日

よそでやってくれ

寝屋川の小学校で死傷事件が起きた。犯人は17歳の少年で,同校の卒業生であった。

学校の安全については,建築計画的な問題であるという側面もあり,授業のディベートの論題にもしてきた。

こうした事件に際しては,学校施設の管理体制が問題視され,「危機管理」を徹底せよ,という指摘が出てくる。

しかし日本では,学校は部活動をやったり,文化祭や運動会をやったりして,地域のコミュニティの核となる施設だと考えられている。だからこそ,学校は(物理的にも気持ちのうえでも)開かれてあるべきだという信念と,「危機管理」との矛盾がおきているのである。

内田樹によれば,フランスでは授業が終わると,生徒も教師もとっとと学校を出て行き,学校は施錠され閉鎖されるのが当然であるという。そのような文化の社会においては,「学校構内」で起きる事件は確かに少ないに違いない。

日本の学校もフランスと同様な運用を心がけ「危機管理」を徹底するならば,「学校構内」で起きる事件は減らせる。文科省と教育委員会は安堵するであろう。だが,生徒本人と親からすれば,子どもが危険にさらされないことが本質なのであって,事件が校門の内で起きたか外で起きたかは問題ではない。

学校に「危機管理」強化を求めるのは,学校の管理者からの立論であればよくわかる。しかし,親や子を含む地域社会からの立論としては妥当とはいえない。本質は,学校施設の運営の問題なんかじゃないからだ。にもかかわらず,学校の危機管理を求めてしまうのは「間違った問題」を見ているのだ。地域社会が,安易に学校の責任ばかりを追求し,「危機管理」を求めるとすれば自らの首を締めることになる。これはミーガン法の議論と同型なのではないか。

内田樹の研究室: 危機管理の陥穽: 「危機管理」というのは身も蓋もない言い方をすれば、「やるならよそでやってくれ」ということである。 フランスやアメリカ(も映画を観る限り多分そうだろうと思う。ゾンビやシリアルキラーに追われて学校の扉を破って逃げ込んできた高校生がどの教室も施錠されていてピンチ!というのはよく見るシーンだから)における危機管理は、教室も校舎も原則的に施錠してあり、鍵は担当教師だけが持っており、授業以外の時間、授業以外の目的には決して使用してはならないという先方の「学校観」と込みで受け容れるのでなければ実効性はない。

(中略)

日本において「学校」は、江戸時代の「寺子屋」以来、教育機関であると同時に、遊び場であり、擬似的な家庭であり、癒しの場であり、アジールでもあった。
私はこの固有の学校観は日本社会にはかなり深く根づいていると考えているし、軽々に放棄してよいとも思わない。
むしろ、私たちがその伝統を放棄しつつあることが、このような事件の遠因にあるように私には思われるのである。

もちろん,プラクティカルな水準でいえば,脆弱な子どもをたくさん預かっている学校には,かかる事態を水際で食い止める責任がある。現場教師の勇気に頼っているだけでは,今回のような犠牲はなくならないだろう。

来校者の目や表情で少しでもおかしいと思ったら、距離を置き、複数で対応するように伝えた。事件後、校門に防犯カメラやセンサーをつけ、職員室を校庭や門が見える場所に移している。「人を信用しなさいと教える学校で、人を疑ってかかるのは矛盾するが、仕方がない」と坂野校長はもらす。

学校の現場は,いまのところ矛盾を抱えながらも,開かれた学校であることを是とし,その上で安全を確保するためにどうすればよいかを考えている。排他的な施設運営による「危機管理」を不用意に要求することは,こうした学校の「ふんばり」を掘り崩してしまうことになりかねない。

「もう学校には誰も入れません。よそでやってください。」

学校がそう言い出したとしてもそれを留めることはできないし,何も問題が解決していないことは明らかだ。

追記(2005.2.17):

15日に開かれた保護者集会に出席した父兄が「学校も教育委員会も一言も謝罪しない。悪いのは犯人だが、管理責任だってある。腹が立つ」と話したという報道があったそうだ。これをうけて,スーさんの熱血うなとろ日記: 学校を責めるメディアと親たちに,現場の先生のコメントがある。

「別の父親」さん、あなたが言っていることは、今回の犯人が供述していることと通底しているということに気づいてほしい。伏流しているのは、常に他罰的に思考する「被害者意識」である。

そうではなくて、「私たち保護者にもできることがあるとすれば、具体的にどんな協力をしていけばよいのでしょうか」と、学校と手を携えながらこれからのことを考えていく姿勢を示してほしい。

そうしなければ、無念の横死を遂げられた先生も瞑目されまい。

論壇系とメンタル系

論壇系とメンタル系。公共圏のありかたとか。

+ 駝 ・ 鳥 +:礼儀作法について:
(メンタル系サイトにおいては)ルールに照らして、問答無用に切って捨てるというやり方を彼らはほとんど好まない。参加者は、お互いにどのような日常生活を送っている人間であるのかについて、あるいはお互いがどのような関係であるのかについて、目に見えないネットの向こう側の他者の像を求め、目をつぶって象の背中をなでるようにして言葉を探してゆくのである。他者への想像力と自らの魂の救済のあり方は表裏一体である。自らの魂に深く問いかける者たちが問いかける仕方を通じて、他者への思いを馳せ、それが共鳴したとき、それがコミュニケーションの作法となって立ち現われてくるようにみえる。

圏外からのひとこと(2005-02-15)経由。

ギャラ間 阿部仁史展 空間術講座「身体」

GALLERY・MA 阿部仁史展にあわせて,空間術講座が行われます。テーマは「身体」。

本江は初回4月8日に「情報技術時代の身体」というテーマでの,ナビゲータ(?)をつとめます。ゲストは工業デザイナーの山中俊治さん。今から非常に楽しみ。

ラインナップは以下のとおり。
全体の講師は阿部仁史さんで,ゲストを交えて講演および討議をします。

第1回
「情報技術時代の身体」
ゲスト講師/山中俊治
ナビゲータ/本江正茂
2005年4月8日(金)18:00開場 18:30開演

第2回
「リアリティとしての身体」
ゲスト講師/斎藤 環
ナビゲータ/小野田泰明
2005年4月12日(火)18:00開場 18:30開演

第3回
「自然としての身体」
ゲスト講師/藤森照信
ナビゲータ/南 泰裕
2005年4月26日(火)18:00開場 18:30開演

第4回
「来るべき身体」
ゲスト講師/小谷真理
ナビゲータ/五十嵐太郎
2005年5月10日(火)18:00開場 18:30開演

第5回
「空間的身体」
ゲスト講師/青木 淳
ナビゲータ/槻橋 修
2005年5月12日(木)18:00開場 18:30開演

会場は六本木のAXISギャラリーです。

詳細は公式サイトまで
GALLERY・MA 阿部仁史展 空間術講座「身体」

ぜひお運びくださいませ。

2005年02月18日

宮城大学空間デザインコース卒業研究・制作展

せんだいメディアテークにて開催中です。

宮城大学空間デザインコース卒業研究・制作展
ギャラリー5Fc-1,5Fc-2
2/18(金)〜2/23(水)10:00−19:00(最終日15:00まで)
入場:無料
問:宮城大学 022-377-8325

同時開催中のイベントは,smtのイベント・ページでご確認ください。

smt 共同と連携のデザイン ワークショップ

もひとつ告知。

私個人としてはキックオフにちょっと出たっきりでなかなかコミットできず歯がゆい思いをしてきたsmtのプロジェクト「共有と連携のデザイン」。そのまとめのワークショップが開催されます。「メディアテークのアクセスガイド」とするためのカードづくりをやるとのこと。情報デザインの実践的なワークショップとなるでしょう。ぜひご参加ください。(本江は今回も参加できないのですが。くそー行きてー)

共有と連携のデザイン

2月27日(日)は「共有と連携のデザイン」今年度総まとめ [2/17]

メディアテーク自身を実験の場として、トークセッションや通信簿などさまざまなアプローチで進めてきた「共有と連携のデザイン」。そのまとめとなる2月27日(日)は時間を拡大したワークショップです。
昨年夏の「せんだいメディアテークの通信簿」を通じて現れた発見や課題、それを、管理者/利用者の垣根を越えて考える場としての放課後のおしゃべりまで、たくさんのアイディアがつながって進んできましたが、今回は、「見ること−考えること−カタチにすること」と進んできた今年度の総決算ではありますが、同時に、次のステップに向けた中間地点でもあります。
本当はすべてのアイディアを試したいところですが、そのなかでも議論が深まった、アクセスガイド(カード)をメディアにして知恵や情報を共有する仕組みを、プロトタイプ(試作品)を作りながら実践してみます。
当日は、実際に考えたり手作業をすることが中心となります。はじめて参加する方でも十分に興味深い体験ができますのでぜひお申し込みください。

■共有と連携のデザイン−アイディアをカタチにする−
2005年2月27日(日) 11:00−17:00
メディアテーク7階スタジオb
定員30人 事前申込制(先着順) *当日見学は自由です。

テーマ
誰かが誰かに知らせたいことを伝えるカードとその仕組みを考える:メディアテークを活用するためのアクセスガイドを作ろう。

住むことと暮らすこと

asahi.com : 住まい:「住んではいるが暮らしていない」シングル女性
働くシングル女性たちに「暮らしと住まい」についての意見・要望を何回かに分けて聞いてみた。中年女性と比べると、本音と建前を使い分けるのがシングルの特徴、という印象。開き直る年代に入る前の「見え」のなせる技であろう。「きちんと暮らしているフリ」をするのである。

「きちんと暮らしているフリ」をすることは,まずは大事だろう。「見栄」でもいいじゃないか。
ただ,手料理ですっていって「鍋」が出てきたら,ふーんと思いはするはな。
ま,食ってうまければオーケーだ。

さて流行の豆乳鍋,この間初めて食べましたが,けっこうおいしいものですねえ。

2005年02月21日

研究と研究マネジメント

すべての大学と研究所において一般的な疑問であるところの,「なぜ教授は自分では何もしていないのように見えるのか」という問いに答える記事。

いやなブログ: 研究と研究マネジメント:
(若手Bに対して,給与の高い分成果も求められる教授Aには)研究予算の獲得や研究プロジェクトの運営といった仕事が不可欠である。このような仕事にはこれまでの経験や実績、人脈が多いに役立つ。 B が Aに対してアドバンテージを発揮できるのはこのような研究マネジメントと呼ばれる仕事である。

まとめると、教授という立場にもなれば、自分一人の研究よりも研究室全体、あるいは研究コミュニティ全体で成果を出すことに注力する方が重要になってくる。これが最初の疑問が解消されたひとつの理由である。

もうひとつの答えは,ほんとうに何もしていないから,である。

Ntera, 真っ白な背景を実現するLCD

現在のモノクロ液晶ディスプレイでは、本物の黒と白を再現できないということだ。こうしたディスプレイでは、濃淡の異なるグレイの文字や画像が表示されるだけで、しかもこれらは特定の角度から見たときしか判別がつかない。アイルランドのダブリンを拠点とするNteraで最高技術責任者(CTO)を務めるCorrは、ほぼどの角度からでも文字を読めるような真っ白の背景をLCD上で再現する新しい技術で、この問題を解決したいと考えている。

 Nteraは、当地で開催中のDemoカンファレンスでこの技術のデモを行った。このデモでは、標準的なモノクロディスプレイと、Nteraの開発したNanoChromics技術を使ったディスプレイを並べ、両方にiPodの画像を映し出した。両者の違いは驚くべきもので、Nteraの技術を使ったほうは一目で容易に判読できるため、バックライトも必要としない。

 「これは人々が親しんでいるインクと紙のように見える」(Corr)

しかも,電子インクのように電源を切っても表示は持続され,既存のLCD工場でも生産でき,反応は速く,カラーもいけるという。

Digital Ink Prototype Uses Nanotech には写真もある。たしかに真っ白だ。すげ。
でもこっちの記事は,まだまだ未完成みたいな言い方で終わってるな。

コンピュータ関係の諸技術のうちでも,ディスプレイの技術はまだまだだなと感じることの多い分野だ。人間の知覚の限界に迫る美しさをもった紙への印刷技術にはなかなか及ぶまいが,ますますの向上を期待したい。Nteraの名前は覚えておこうと思う。(けど,なんて読むんだろう? )

宿命を超えて、自己を超えて

拳銃くださいと交番に侵入 下田市で無職男を逮捕

【社会】「死にたい、拳銃ください」と交番に侵入 下田市で無職男を逮捕

切込隊長武浪愚(撫弄倶) 〜俺様王国: 一人のニートが警察に押し入った

宿命を超えて、自己を超えて

[BM]『宿命を超えて、自己を超えて』に関する詳細情報 - blogmap

iScroll2

iScroll2: Two-Finger-Scrolling with pre-2005 PowerBooks and iBooks

Checking if your trackpad supports two-finger scrolling... Your trackpad does not seem to support W-enhanced mode. W-enhanced mode is necessary for two-finger scrolling to work. logout [Process completed]

orz...

2005年02月22日

動物園のコンテンツ

【コラム】IT資本論 第61回 コンテンツ流通論(2) 動物園のコンテンツ (MYCOM PC WEB):
常に新しい魅力と変化をつけ加えなければ、飽きられるのがエンターテインメント(テーマパークも同じ)の宿命である。そこで、動物の本能を顕現させ、動物と人とのかかわりを高め、市民による参加意欲を向上させることによって新しい魅力が高められたのである。

コミットメントの機会それ自体がコンテンツになるのである。
これは環境情報デザイン的に重要な指摘であるぞよ。

つぎに、ホームページなどを通じて動物園自体を広くアピールすることも必要であろう。筆者はこのコラムを書くために数十の動物園のホームページを閲覧したが、ページ上でもわくわくするような感じのものがほしい。もちろん、実際に足を運んでもらうことが重要であり、メディアは二の次ということであろうが、メディアの段階でも優れているのであれば、行ってみたいと思う人は増えるのではないだろうか。もっといえば、人を唸らせる高い水準のコンテンツ化が実現できているところは、動物園自体のアイデンティティも明快であり、優れた動物園管理もできていると思われる。

なんらかの組織について,網羅的にそのウェブサイトを調べて,構造を整理したうえでなんか提案するってのは卒論のネタにもってこいだな。切り方はいろいろありうるし。いくつかは実見して実像と比較してみるんだろうな。

とりあえず全国の流通団地と動物園,ハウスメーカー,それに小規模大学とか。ファミレスもいいかも。

2005年02月23日

LAST.FM

このところ引きこもって作業を続けているのだが,ずっとLAST.FMを聴いている。

音楽系SNSとか,言い出せばいろいろな位置づけができそうだが,要するに「好みのタイプの曲がよくかかり,嫌いな曲はスキップできるインターネット・ラジオ」である。しかも広告なし。

名前を登録する。ハンドルでいい。メアド不要。
ブラウザの画面を見ながら,iTunesなんかで再生する。
最初はランダムに曲を聞くしかない。


Lastfm


ブラウザにはボタンが三つある。
今かかってる曲が好きなら LOVE,
わるくもないが飛ばすなら SKIP,
こういうのはもう聞きたくないなら BAN

で,この反応が学習される。

そうやって,しばらく聞き込んでいくと,なんとなく好きっぽい曲ばかりがかかるインターネット・ラジオができあがる。それぞれのユーザのprofile radioである。

チラチラと初めて聞く曲がかかるが,ちゃんと好みのタイプのものである。ま,ときどき外れるのはご愛嬌。

これをモバイルでできればiPod Shuffleは要らない。
クルマでも Last.FM を聴きたい。

他の人のprofile radioを聴いてみるのも面白い。その辺がSNSなわけだ。

LAST.FMという名前もいいな。

もうすこし丁寧な説明はこちら。
第二回目以降に期待。→最先端のネットラジオLast.Fm 第一回目講義
こちらもわかりやすい。Last.FM を使い倒せ! - 俺色に染まれ(登録~セットアップ)編Last.FM を使い倒せ! - 楽しきラヂヲライフ(ラジオ操作)編

2005年02月24日

PAIPO READER コンテンツ

PAIPO READER コンテンツ:

↑なんだこれ?

『PAIPO READER』はブログサイトや多くのニュースサイトで配信されているRSSを閲覧できるRSSリーダーです。

でした。そうか。

もはやRSSだけ配信するのでいいのかもな。

2005年02月25日

スティーブ・ジョブズ

この2月24日で50歳になったそうだ。
はげてるけど,まだ若いんだな。

LEGOのフィギュアまで出る始末。その名もKeynote。もう売り切れてるじゃん(笑)

この人形の名前の由来ともなっているジョブズのキーノートアドレス(基調講演)はさすがにうまいので,毎年つい中継を見てしまう。

PSX 生産完了

ハードディスク搭載DVDレコーダー“PSX”のページ,「生産完了」とある。
CLIEに続いてPSXも打ち切りか?

ARTIFACT@ハテナ系より。

追記:
販売も終了。「ソニースタイルでの販売は終了いたしました。

 ソニーはこのほど、昨年12月上旬に発売したHDD一体型DVDレコーダー「PSX」2機種「DESR-7500」「DESR-5500」の生産を終了した。PSXの開発・販売は今後も続けるとしている。

生産を続けるとは言ってないと。

衰微する地方都市の話

一日一喝 | むかしのおかしのはなし
駄菓子屋などの小さな店の存立基盤の崩壊。コメント欄もおもしろい。

日本の中小小売店が大型店と競争して減ったといいますが、じつは生鮮食料品店が増えたり減ったりするトレンドとはおそらく全然別のトレンドとして、菓子・パン店の減少があるのです。

[R30]: 低コスト社会に必要な中小商店
イオンはデカすぎて年寄りには無理。小さい店には価値がある。

小規模店舗に商業以外の部分での生活インフラを任せるというのは、生活コストを下げるために非常に大切なことだ。コンビニと同じ数だけ、警察官を常駐させた交番を作るのとどっちが安上がりか、考えればすぐに分かる。

 というわけで、かつての中小商店は消えるかもしれないけれど、イオンみたいな巨大店で中小商店の機能は代替もできないし、ちゃんとその代わりとなるものも現れてきてますよ、という話でした。

Think negative, act positive | 低コスト社会に中小商店は必要、なんだが…

現実の世界を見ると、大型店舗が退却したあとに、また、中小店舗が再復活していく、というモデルにはかなり無理がありそう。

Think negative, act positive | 縮み時代の始まり--歴史の変曲点にきた日本を考える
これからの日本の都市を先取りしているかもしれない小樽のこと。

(小樽市の)世帯数増加は高齢単身者が増えているためです。そして、65歳以上の高齢単身者の5人中4人までが女性です。

仙台は成長中の大都市ですから,このあたりの厳しさは大局的にはまだ感じられない。新しいお店もガンガンできてるからね。

でも,40年目ぐらいの郊外住宅地に行ってみると,半数!が高齢者独居みたいな街もあるみたいで,空き店舗だけでなく空き住宅もチラホラ出てきている。遠からず,米国と違って日本の都市には abandon は見られない,なんて呑気な言ってられなくなりましょう。

2005年02月26日

ケータイへ地上デジタル放送で緊急地震速報を

三題噺みたいになっておりますが。

ケータイに地震予知情報が届く日 / 電話・モバイル / ニュース / ネット&デジタル / YOMIURI ON-LINE:
「15秒以内に、震度6以上の地震が起こる可能性があります」——。こんな地震の予知情報を携帯電話へ発信する技術の実験が、来月、三重テレビ放送とKDDI、気象情報会社ウェザーニュースにより行われる。

これは地震発生の初動を感知したのち,その揺れが伝わるまでの間(来るべき宮城県沖地震では15秒くらいあると言われてる)に,「これから揺れます!」という警告を発するというもの。警告時には既に地震は起きているので「予知」じゃない。

普通の携帯の電波でなくて地上デジタル放送波を使うというのは,チャンネルは多重のほうがいいということでもあるし,邪推すれば,「できちゃった電波」であるところの地上デジタル放送波になんとか意味を与えたいという意向もあるんじゃないのかな。

いずれにせよ,エンドユーザに情報をどう徹底して伝えるか,というラストワンマイル問題である。画面にいろいろ工夫するとか,館内放送にするとか,いろいろある。

基地局支配下のケータイに一斉に着信させるってのはできないのかな。
自分のも,まわりの人のも,とにかく一斉に携帯電話が鳴る。ビビりますでしょ。
一斉着信は地震速報の警告である,ということを周知しておけば効果ありそうだと思うんだけど。

地震「予知」には「もしも外れたら誰が責任とるか」という社会的な問題がある。その点,緊急速報は予知じゃなくて事後の警告だから,そういう問題はないんだと思っていたのだが,やはり警告そのものに驚いて誰かが心臓発作を起こしたりした場合の責任問題が議論になってもいるらしい。責任を問われるくらいなら余計なことはしないほうがいい,というインセンティブが働くのである。なんだかな。

2005年02月27日

Arawareru

Arawareru

左下の Shuffle All をクリックしましょう。
音が出ますので注意。

とても単純。だからこそ飽かず眺めてしまう。

パクリ疑惑

パクリ疑惑

オレンジレンジのパクリ疑惑。だまって「詰め合わせ」を聴け。

んで,聴いてみてみなおしましたオレンジレンジ。やるなあ。節操ないならここまでいけ(笑)
でもこのままじゃ,なっちがかわいそう(涙)

About 2005年02月

2005年02月にブログ「Motoe Lab, TU」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2005年01月です。

次のアーカイブは2005年03月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。