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2004年11月 アーカイブ

2004年11月01日

それでも,「食べたものを淡々と記録するよ」

有名なブログ,「食べたものを淡々と記録するよ」の大島健二さんは,新潟県長岡市在住で,今回の中越地震で被災されたそうだ。それでも,食べたものを淡々と記録する営みは続いている。えもいわれぬ迫力がある。

普通の文章の日記はこちら。 mixi日記とその続き

すこしずつでも平静な生活に戻られますように。

[N] 新潟県長岡市で「食べたものを淡々と記録するよ」経由。

Finder?

: : : : : Finder? : : : : :

よくやるなぁ(笑)
音が鳴りますので,注意。BGMを切るときは,MacのFinderでするように,してみて。

The WebSEといい,これといい,一体どういう情熱がこうしたものを作らせるのだろうか。

『広告の誕生』

を読む。

北田暁大『広告の誕生—近代メディア文化の歴史社会学 』岩波書店,2000

広告都市・東京—その誕生と死 』に先立つ著作。これに繋がる芽の多くがすでに出ている。

大げさな広告分析——文化記号論的であれ消費社会論的であれ——に対する率直な違和感から,問いが立てられる。

かくも精密に広告の分析を施していくのはいい。しかし,われわれは広告をそんなにマジメに見て/意味解釈しているだろうか? むしろ,全然マジメに見て/解釈しているわけでもないのに,ふと思い起こしてみると何となく総体としての広告が醸し出す世界に巻き込まれてしまっている,というのが実情ではないだろうか?[p.9]

こうした,ゆるい受容のしかた,広告を「見る」のではなく,それが身体に「飛び込んでくる」ような状態を,北田はベンヤミンにならって,〈気散じ〉の受容空間とよぶ[p.15]。これは,「われわれの空間へのコミットメント」のありようの問題である。

※ちなみに,「気散じ」は「きさんじ」と読む。気晴らしと同義。

広告の《起源》は,「現代の広告に類似した物理的対象の登場にではなく,送り手/受け手の双方で,《……は広告である》という状況定義にかんするコミュニケーションが可能になる——《広告である/ない》という差異化コードが誕生する——契機にこそ求められなくてはなるまい[p.28]」という。それは「広告主が所定のひとびとを対象にし,広告目的を達成するために行う商品・サービス・アイディア(考え方,方針,意見などを意味する)についての情報伝播活動」というような定義によって捉えられる「広告」とは全く異なっている。

空間と情報,2004.11.1

身体と空間(1)視覚:ダイアログインザダーク,ドッベルアイ,エコロジカル・オプティクス,Motion Understanding, メルロ=ポンティ『眼と精神』

Si 2004 04

ドキュメントビューワ実行権 ?

シグマブック - 電子書籍コンテンツ販売サイト†ドキュメントビューワの紹介

松下のΣBookで自前のファイルも読めるようになります!

プリンタドライバの形式で提供される専用のソフトでパソコンのファイルを変換してSDカードにコピーします。(対応OSがWinだけなのには慣れました。)

「ドキュメントビューワ」で変換したデータをシグマブックで閲覧するには、ドキュメントビューワを実 行するための権利「ドキュメントビューワ実行権」が必要です。「ドキュメントビューワ実行権」が無 いと、シグマブックで閲覧することはできません。 (マニュアルより)

実行権?

「ドキュメントビューワ」で変換したデータは、鍵がかかった状態でSDメモリカードに記録されており、それを解く「鍵」=「権利」として「ドキュメントビューワ実行権」が必要になります。
「ドキュメントビューワ実行権」は、「ドキュメントビューワ」で変換したドキュメントや画像データなどをΣBookで表示可能にするための「権利」です。「権利」をご購入いただいた方のみ、ΣBookでデータを閲覧することができます。「ドキュメントビューワ実行権」は「ドキュメントビューワ」で変換したデータと同じSDメモリカードに記録されている必要があります。

なお、「ドキュメントビューワ実行権」は複製できませんので、複数のSDメモリカードで使用したい場合は、複数の「ドキュメントビューワ実行権」をご購入いただくか、「ΣBookArchive」を使って他のSDメモリカードに移動させる必要があります。

で,この実行権が,7,875円ですってよ,オクサマ。
自前のファイルを自分のデバイスで閲覧するのに7,875円払え,と。

バカじゃねえの。んなの,ただで配れって。
ケータイでもPDF見れるじゃん。
何を恐れている?電子本が売れなくなるってか?
その前に電子本リーダを売らなきゃダメだろうが。

このあたりのビジネスセンスを見るに、メーカーが本気で電子ブックリーダーや電子ブック文化を広めたいと思っているのかどうにも疑わしくなってくる。
まったく同感。ていうか,もうやめたがってるとか?


一方,ライバルのソニーLIBRIe〈リブリエ〉はってえと,今日からキャンペーンがはじまっていて,RSSリーダや,「ドキュメントビューワ」相当の「Printer for LIBRIe」が配布されている。詳しい仕様はわからないけど,さすがに有料の「実行権」はいらないみたいだ。

あと松下にはないが,ソニーにはエロ系もある。メディア黎明期のいつもの風景だが。

というわけで,ソニーが一歩リードかも。
でも基本的に,レンタルじゃだめじゃん

公益施設設計事例, 2004.11.1

学校
ディベート1 分担

Jirei2004 04

2004年11月02日

施設設計計画E, 2004.11.2

表層について

Keikaku2004 05

FM2, 2004.11.2


Fm2 2004 05居住環境,就労環境,教育学習環境の15年後?
楽観的シナリオ,悲観的シナリオ。ブレインライティング

Fm2Brainwriting2004

追記:書き込まれたブレインライティングシートの一覧。
このファイルは,大学のコピー機で一気にスキャンしてPDFにした。PDFファイルは学内LANの共有ディレクトリに置かれる。認証はないので,機密性のあるのものには使えない。はじめて使ったが,複数枚でもスキャンできるし,なにより早い。白黒だけだけど,かなり使える。

2004年11月04日

運転中の携帯、ハンズフリーでも危険

運転中の携帯、ハンズフリーでも危険 工業大助教授実証 - asahi.com : サイエンス:
実験は、運転シミュレーターを操作しながら、前方のライトが点灯したらハンドルのボタンを押すという内容。ライトは運転者の前方180度に十数個が等間隔で置かれ、無作為に点灯する。(1)携帯電話を直接持って通話(2)ハンズフリー器具を使って通話(3)通話しない場合の3通りについて、それぞれボタンを押す反応の速さを比べ、20〜50代の男女24人の平均時間を割り出した。

 いずれのケースでも視野の外側ほど反応時間が遅いが、最も外側のライトへの反応時間は、通話していないときが約1.8秒だったのに対し、電話機を持って通話した場合は4秒超。ハンズフリー器具で通話した場合でも3秒を超えた。

「反応時間」というのがなんだかよくわからない。単純に,ライトが点灯してからボタンが押されるまでの時間かと思うが,だったら1.8秒もかかることはないだろうし。

ともあれ,運転中の電話があぶないのはあきらか。核心は心理の問題であって,「電話を手に持つな」という今回の規制強化は的外れだと思われる。

よくある反論は,同乗者と話すのも危険なのか,ラジオや音楽はどうなのか,だけど,当然危険だろう。程度問題であることはあきらかだから,上記記事の先生には,ぜひ音楽や同乗者との会話の実験もやってみてもらいたいな。

ドナルド・ノーマンの近著『エモーショナル・デザイン—微笑を誘うモノたちのために 』にも,このことが書かれている。ノーマンは,人間が注意をはらう空間,すならち「メンタルスペース」の概念を使って説明しようとする。「電話をしているときは非常に特殊な活動をしている。二つの異なる空間の一部にいることになるからだ。[p.206]」同乗者との会話も同様に危険であるが,電話ほどではないだろう。なぜなら「同乗者に対して作り出すメンタルスペースには,自動車とその周囲が含まれている。これに対して携帯電話のメンタルスペースは,車から我々を遠ざける[p.208]」

同乗者は,ある意味で運転に参加している。運転者とコンテクストを共有しているからである。交差点やすれ違い時など,運転に特に注意が必要なときには,ちょっと間をとったりするだろう。電話だとそうはいかない。

だとすると,テレビ電話のほうがむしろ危険が少ないではないか。

通話の相手を自動車のメンタルスペースに引き込み,運転のコンテクストを共有するのである。車載カメラは運転手の顔を正面から撮るのではなく,助手席からの視野を広角気味に撮るのだ。

誰かそういう研究をしませんか?

追記:
気になるケータイ周辺グッズ 11月1日施行の改正道路交通法に備えよう」という記事があったが,ヘッドセットかスピーカー&マイクで手ぶらにするというものだ。

車に乗るたびにヘッドセットを装着しなくてはならないのは堪え難い気がするが,いつでも電話を受けられるようにしておかなければならない人もいるのだろう。気の毒だな。

一方,車内に通話が流れてしまうタイプは,同乗者がいるときの通話の作法というかプロトコルが未開発だという問題がある。同乗者によっては話せない内容もあるだろうが,同乗者の名前を聞いてから「それなら,あとでかけ直す」とは言いにくいから,どうでもいい話をとりあえずする,という作法が生まれるであろう。しかも,どうでもいい話をはじめた,ということを気取られずにやらねばならない。受信側のコンテクストを無視して割り込んでくるという電話の特質が,車内ではより先鋭化するのであるな。

ヘッドレストで骨伝送というのはどうだろうか。酔いそう。

指定管理者制度

河北新報ニュース 「公の施設」の管理/使い勝手よくするのは住民:
 仙台には宮城県と仙台市がそれぞれ設置する同種施設がある。例えば武道館。ともに県と市の外郭団体が管理し、利用する市民からは違いがない施設だが、使い勝手は大きく異なる。

 県は通常月曜日は必ず休館、土・日の夜間利用も認めない。一方、市は休館は月は1回のみで土・日も夜間利用OKだ。
 こうした差は「管理」の市場化で優勝劣敗がはっきりし、必ずサービス改善が進む。

公の施設の指定管理者制度についての記事が出ていた。
もちろんたくさんの批判もあるが,「公」の意味を,眼に見える形でつくりなおす機会である。

仙台市 指定管理者の募集について
仙台市の指定管理者制度の導入方針
宮城県/指定管理者制度

はてな→I know

はてなアンテナからLIRS互換のデータをダウンロードしてi-know.jpに移行する手順 - 結城浩の日記
何が気に入らないというわけでもないが。

はてなダイアリー - はてなダイアリー日記
I know.開発日誌。 » 他サービスとの相違点について。

みやぎいいモノテクノフェア2004

11/5-6,夢メッセみやぎで開催される「みやぎいいモノテクノフェア2004」の宮城大学のブースに,時空間ポエマーのポスターを出します。ポスターだけで動きません。あしからず。

『エモーショナル・デザイン』

を読む。

ドナルド・A・ノーマン『エモーショナル・デザイン—微笑を誘うモノたちのために 』新曜社,2004

デザイン業界にアフォーダンスの概念を導入し,「機能」とは違う「使いやすさ」の重要性を説いた古典『誰のためのデザイン?—認知科学者のデザイン原論 』の著者による最新刊。今度は情動(emotion)を問題にしている。

デザインは情動に訴えかけることが重要である。それ自体はそりゃそうだって話だけど,ノーマンは,認知と情動のシステムを,三つのレベルに整理したフレームワークによって整合的に把握しようとする。本能(visceral)レベル,行動(behavior)レベル,内省(reflective)レベルの三つだ。

本能(visceral)レベル
外観,第一印象,製品が最初に与える効果,手触り,雰囲気,官能,生得的 e.g. ジェットコースターに乗る

行動(behavior)レベル
使うことの喜びと効用,機能,性能,使い勝手
e.g. 鋭利でバランスのよいナイフと固いまな板で食材を切る

内省(reflective)レベル
自己イメージ,個人的満足感,想い出,意識,感情,解釈,理解,推論,経験,文化
e.g. 純文学や芸術作品について考える

上位のレベルが下位のレベルを促進したり抑制したりする。例えばジェットコースターに乗ることは,本能的には不安だが,それを克服することは内省的には喜ばしい。だから,我々はあえてジェットコースターに乗る。「かわいい」は本能レベル,「美」は内省レベルからくる。グロテスクなものは美たりうるが,決してかわいくはない。

デザインには人に何かを「あえて」させる力がある。機能主義やユーザビリティの議論はもっぱら行動レベルと内省レベルだけを語ってきたが,これだけでは,デザインの「あえて」させる力を説明できない。本能レベルもふまえた,情動に訴えるデザイン,エモーショナル・デザインが必要である。鳥肌が立つデザインは,本能レベルに訴えているわけだ。

理論的なのは,この三レベルの枠組みの話だけ。
あとは事例。事例はどれもおもしろいが,ロボットの話は長すぎ。

どうすればエモーショナルなデザインができるようになるのか,は語られない。訳者あとがきによれば,ノーマンはこうした質問に「第8章を読んでください」と答えるという。ご想像のとおり,本書は第7章までしかない。でもこの枠組みは内省的な認識論だから,これをいじっても方法論にはならないと思われ。

巻末の「個人的回想と謝辞」にJ.J.ギブソンのことが出てくる。

人間情報処理研究センターでは,夏の期間だけ数年間,知覚心理学者J.J.ギブソンを招聘していた。その長期の滞在の間に彼と多くの議論をすることができたが,意見はずっと違ったままだった。この意見の不一致は我々ふたりにとって楽しいもので,とても実りある,科学的で,学ぶことの多いものだった。私はエラーへの興味と,ギブソンのアフォーダンスの概念への理解を組み合わせて『誰のためのデザイン?』を書いたのである。(ギブソンが生きていたら,彼は私との議論を続けていただろうし,彼の概念に対する私の解釈に異議を唱えていただろう。私の反論など聞きたくないとばかりに,これ見よがしに補聴器を外して,だけどその時間を楽しんで密かに笑みを浮かべながら)。[p.308]

ノーマンの「アフォーダンス」の使い方が,ギブソンのそれとはかなり違うことは,知られつつある。ギブソンの死後,ギブソニアンが異議を唱えているのだ。本書の索引には「アフォーダンス」の項はない。

2004年11月05日

The Wandering Moleskine Project No.5

Wmp1

The Wandering Moleskine Projectのノートブックが,アメリカから11月2日に届く。
No.5。まったくの新品だった。私が最初なのだ。

それで,旅の始まりの詩を写すことにした。
奥の細道。ドナルド・キーンの訳もそえる。悪筆も愛嬌だ。

続きを読む "The Wandering Moleskine Project No.5" »

2004年11月06日

『建築家のメモ』

を読む。

日本建築家協会間等甲信越支部建築交流部会監修『建築家のメモ—メモが語る100人の建築術 』丸善,2004

見開きで,左ページにスケッチの写真,右にメモについてのエッセーとプロフィールという構成。
人のスケッチというのはおもしろくって,見飽きない。エッセーも印象的なのがいくつもある。

ただ全体を通じて,建築家特有のカッコツケに満ちているので,それが苦手な人には虫酸が走るかもしれない(笑)
そう思いながら読んでいくと,隈研吾が「スケッチの最も大事なことは,自分の描いた線にうっとりしない事である」と書いていて爆笑した。

本書は全編かかる自己陶酔に満ちており,アイロニカルな態度もまた屈折した自己陶酔にほかならない。
もちろん私はそれを否定するものではない。自己陶酔が原動力であってもいいじゃないの。

208ページ全部カラーで2400円。
どうしてこの値段でフルカラーにできるんだろう。そんなに売れるのかな,これ。

2004年11月08日

空間と情報, 2004.11.8

身体と空間(2),環境世界、アフォーダンス、ヒューマンスケール、なわばり感覚
Si 2004 05

公益施設設計事例, 2004.11.8

病院

Jirei2004 05

2004年11月09日

Delicious Library

Cover Big-1

Delicious Library:

http://www.delicious-monster.com/

蔵書管理ソフト。iShigtでバーコードをスキャン,iPodにシンクロ。

和書にも対応しているし,日本語の検索も問題ない。ISBNのバーコードをiSightでスキャンするのには少々コツが必要だが,うまくいくと非常に気持ちいい(笑)。専用のバーコードリーダーを買おうかという気持ちさえ起きてくる。

ただ,なんでもデータベースでヒットするとは限らない。手元のいくつかのCDやDVDは検索されなかった。iTunesのCDDBほどの充実ぶりではない。そうなるとマニュアルで入力するってことになるわけだが,ピッと一発でキめることを一度覚えると,途方もなく面倒に思えてくるな。

アドレス帳とリンクした貸出管理もできるので,研究室の図書貸し出し管理に使おうかという気にもなってくる。が,壁面いっぱいの書籍をまず登録するってのが手間だよなぁ。

C O U L D経由

創意の社会性

新建築2004年11月号の太田浩史の月評から。

建築家が既存の環境を読み解く「解釈者」の位置にとどまり,そこに活動を生み出す「実践者」であることを止めたなら,都市をどのように生きていくかについての未来像は誰が描くのか。(中略)ここでもまた,われわれの創意の社会性が問われている。重責ではあるけれど,そのように都市と関わっていく時が来たのだと私は考えている。

解釈は往々にして倫理的断罪と絶望を結論とする。実践なき解釈が腕と脚を縛る。
解釈はまた,実践へと道筋をつけんがために行われる名ばかりのものともなる。そこでは眼を閉じたまま,解釈なき実践がおこなわれる。

誠実な解釈の上で誠実な実践に着手しよう。

リビングワールド  | The Road of UCHIDA

Ucm Icon

リビングワールド  | The Road of UCHIDA:
http://www.livingworld.net/UCM/index.html

内田洋行のコーポレートミュージアム。西村佳哲さんらの仕事。

小さな部屋の壁面半分に100年の沿革の年表がある。もう半分はブランクで,これからの100年を考えるための余白になっている。これだけでも泣かせるなー。

年表にはそれぞれの時代の取り扱い商品がちりばめられている。いくつかにはアクリルにフィギュアを封入した,手に持てる立体的な「アイコン」があって,それを中央のテーブルにおくと天板に関連情報がうかびあがる。アイコンはテーブルにいくつも並べることができ,「プレゼンテーターあるいは相手によって、矢継ぎ早に見せることも、じっくりと語れるようにもフレキシビリティは高く設定」されている。「技術で驚かせることが目的ではなく、かかわりあいを豊かにするためのデザイン」だという。RFIDを使ってアイコンを認識させている。

展示をみるだけでなく,これを縦横につかっておこなわれるプレゼンテーションを見てみたい。
こうした仕組みをつかって,上手にプレゼンテーションをする技はいかに開発されるのだろう。きっと実演販売に近い技能なのではないかな。

FM2, 2004.11.9

リノベーション。廃止庁舎利用方法の検討。

Fm2 2004 06

ワークショップの結果:学生によるアイデア
Fm2 2004 06 Renovation Idea

入試,海外出張のためしばらく休講します。次回は12月21日です。

施設設計計画E, 2004.11.9

表層について。学生の発表

Keikaku2004 06Reports

入試,海外出張のためしばらく休講します。次回は12月21日です。

2004年11月10日

iPod photo でムービーを見る

まずはこのムービーを見るべし。重いけど。

スターウォーズ エピソード3の予告編ムービーを見てるムービー。サウンドとのシンクロも完璧!
QTVR風のムービーを見てるムービー。手に持ってまわしている感じがダイレクト!

Since we started playing with the iPod photo, most observers have asked us “can that thing play movies” the short answer is no, only music and photos—but the longer answer is “sorta, but not really anything worth calling a movie”. In this week’s how-to we’ll show you how to “play” a movie on an iPod photo by exporting frames of a movie, importing them to the iPod and playing them manually by click-wheeling through thousands of images, or even viewing 3d views of objects. Pointless? Yes, will a lot of people try this and put movie trailers and porn on their iPod photo? You betcha, and we’re here to help as always.

動いて見えれば,それは動画だ。
iPod photoに俄然興味が湧いてきた。

2004年11月12日

内藤廣 特別講義「建築的思考のゆくえ」2004.11.18

東北大学で,建築家内藤廣さんの講義があるとのこと。

11月18日(木)に、東京大学大学院工学系研究科社会基盤工学専攻教授の内藤廣氏の特別講義を行います。「建築的思考のゆくえ」というタイトルでお話しいただきます。学内、外を問わず、広くご参加いただければ幸いです。日時等については下記の通りです。

日時:2004年11月18日(木)16:30〜
場所:東北大学青葉山キャンパス
   工学研究科 人間・環境系研究棟 2階 土木大講義室
主催:東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻
   都市デザイン研究室 ナンシー・フィンレイLab

参加申し込みは必要ありませんが、何かありましたら、
maho@hjogi.pln.archi.tohoku.ac.jp(牧村)
までご連絡ください。

2004年11月13日

マティス

上野の西洋美術館で,マティス展をみてきた。修学旅行などでごったがえしていたので,止めとこうかと思ったが,見てよかった。非常に意欲的な展覧会だ。

マティスといえば,華やかで装飾的で,ある意味「お気楽」な印象をもっていたのだが,この展覧会で提示されていたのは,そういうマティスとは全然違っていた。

1945年のパリ,マーグ画廊で,マティスは,描いている途中の絵を写真に撮影しておいて,完成した作品の周囲に展示するという展示形式で展覧会を開いていた。研究としてこのようなことが行われるのはよくあるだろうが,画家が自分の意志でそれをやるのはめずらしいだろう。ブラウスの柄は早くから描けていても,顔だけ何度も消して描き直したりしている。長い時間をかけて,スタディが続いている様子を見せているのだった。図録の解題によれば,マティスは自分の作品が「一見たやすく」見えてしまうことを警戒すると同時に,若い世代の画家たちが「自発性の名の元で安易な制作」を行う傾向があるのを憂い,こうした自称「教育的展覧会」を開いたのだそうだ。

マティスに限らないが,画家は同じモチーフで何枚も何枚も描く。ほぼ同時期に異なるスタイルで描くこともあれば,長い時間(20年とか)をかけて表現を変えていく場合もある。窓からみたノートルダムのバリエーションなんかは前者だし,「背中」のレリーフは後者の典型だ。その振幅の大きさとバリエーション展開の緻密さとが共存している。

自分でつくりつつあるものに,自ら驚くこと。驚いて,作り直すこと。バリエーションを試すこと。そのプロセスを経て,「お気楽」に見える成果に到達したのだ。

国立西洋美術館
読売新聞社:マティス展

社長もノンテリトリアル

NIKKEI NET:企業 ニュース:サン日本法人、社員の固定席廃止・社長も対象:
米サン・マイクロシステムズ日本法人は、社長を含む約1500人の社員の固定席を廃止した。身体に障害があり配慮が必要な社員ら一部を除き、自由に座席を選んで仕事ができる。これに伴いオフィスを縮小、家賃を中心に固定費を年間約5億円削減できるという。
固定席によって社員が得ていた「私の場所」の居心地のコストが5億円だったというわけだ。 サンの年間売り上げは770億円ほど。5億円はその0.65%にあたる。

2004年11月14日

『建築を拓く』

を読む。

日本建築学会編『建築を拓く—建築・都市・環境を学ぶ次世代オリエンテーション 』鹿島出版会,2004

建築学会の建築教育の情報化小委員会による編集で,「建築」という領域の拡張についての様々な意見を集めている。

インタビュー集がおもしろい。身もふたもないことだが,共通しているのは,みな運がいいということだな(笑)

拙文「建築学科を出ると何になれるか」もご参照あれ。

flickr

を試す。左の写真のサムネールを叩くと見られる。仕組みなどは下記記事に詳しい。どうかな。
B-log Cabin TP: 写真シェア SNS の flickr にはまる:

白板消し

2004-1114-1520.jpg
たまたま見掛けて買ったんだけど、すごくきれいに消せる。ミツヤという会社のもの。

2004年11月15日

FireFoxのテーマ

デフォルトのところでは全然いいのが見つからないので,Crohn Life - Linkなど見つつ,シンプルなのを物色中。どうもにぎやかすぎるのが多い。

名作Pinballはv1.0対応版が出ないのだが,綾川版Pinball-fxというのを発見。
マカーとしてはGrAppleも。

公益施設設計事例, 2004.11.15

ディベート
1. 義務教育は,公立学校で一律に行うべきである。
2. 宮城大学は,総合図書館の他に,各学部ごとのライブラリーを持つべきである。

審査採点表
Jirei2004 06Debate

空間と情報,2004.11.15

コンピュータと建築:建物と建築、世界を秩序立てる
Si 2004 06

2004年11月18日

青森県立美術館の現場

青木淳設計の青森県立美術館。青森県庁のご好意で現場を見せていただく。あいにく前日からの小雪模様で現場は水浸しだった。鉄骨建て方が終わり,雪が降る前に屋根を作り終えるべく急ピッチの現場。レンガの外壁も部分的に施工がはじまっていた。

Pict3206

細かく割られた,とはいえひとつひとつは大きい部屋がいろんなレベルで複雑に繋がってる。どっぷりと地下っぽくもあって「縄文らしい」と素直に了解されると同時に,すごくマニアックなモダニズム・マニエリスムとしても了解されうるような,アンビバレントな感じがした。ハイテクの果ての縄文というかなんというか,あー陳腐な表現だな(笑)

建築はなにしろすげー面白い。できあがったら必見。

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2004年11月19日

脳を育てる机

お子様の学習机には、働きの異なる左脳・右脳それぞれに合わせた専用スペースと、そのやりとりや切り替えがスムースにできるスペースが必要です。

ということで,右脳,脳梁,左脳,それぞれの働きに特化した三タイプの机を組み合わせたという商品。少子化にむけて学習机の需要を三倍に増そうというわけだ。

三方に机,中央に回転椅子って構成は,コクピット好きには訴えるものがあるかもしれませんね。
でも,脳を育てるには子どもはまず歩いたほうがいいと思うなあ。

ITmediaニュース:“脳を育てる”学習机、イトーキから 経由

宮城大学大学院 第2次募集

事業構想学研究科で修士課程の二次募集が行われます。

定員 4名
出願 2005.1.24-31
試験 2005.2.15
合格発表 2005.2.23

来年度からは,本江も大学院 空間デザイン領域 環境分野にて,環境情報デザイン論を担当する予定です。

詳しくは,宮城大学から学生募集要項をお取り寄せください。
電話 022-377-8333

2004年11月20日

『空間情報科学の挑戦』

を読む。

岡部篤行『空間情報科学の挑戦 』岩波書店,岩波科学ライブラリーNo.81, 2001

GIS入門書としては好適な小冊子。

内容は筆者が開設している本書のサイトに詳しい。
http://ua.t.u-tokyo.ac.jp/okabelab/atsu/c-sis.html

Depanneren

Depanneren:


http://zattevrienden.realroot.be/depanneren.htm

「大きなかぶ」の童話を思い出しました。
shikencho.com/Depanneren 経由。

2004年11月21日

誘拐殺害事件で注目される位置特定システム

高木浩光@自宅の日記 - GPSで居場所が通知される携帯電話?, 誘拐殺害事件で注目される位置特定システム:


http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20041120.html

奈良の小学生誘拐殺人事件で,子どものもっていたGPS携帯電話を犯人が使って母親にメールを送っていた。このGPS携帯電話で犯人の位置を特定できたのではないかという話題でマスコミの報道には混乱があった。上記記事はその詳細をレポートしている。

携帯電話の位置特定にはふたつ方法がある。基地局とGPSだ。両者は性格がまったくことなる。これを混同した報道が多かったようだ。

基地局:携帯電話がどのアンテナ基地局のエリアにいるかは電話会社が常に把握している。そうでないと電話をつなげることができない。この情報は警察に提供されることがある。精度は「一辺3.5kmの三角形」の内部という程度。

GPS:GPSを搭載した携帯電話の場合,あらかじめ登録され承認した相手からのリクエストに応じて位置情報を取得し返送する機能がある。KDDIの場合は「EZお探しナビ」というサービスになっている。検索されている方に拒否する権限があり,拒否された場合キャリアも警察もGPSによる位置情報を取得できない。精度は5mほど。

GPS携帯電話の位置情報はキャリアといえど所持者の許可なく取ることはできず,警察も知り得ない。警察はGPS機能を作動させることはできない。

地震対策生徒用デスク

従来品に比べて約2倍の耐荷重を実現した「コクヨ地震対策生徒用デスク」は、揺れによって身体が外に投げ出されたり、机が倒れたりしないように、机をしっかり握って支えることができる「つかまり棒」が付いています。また、屋内の落下物、転倒物、飛散物などから身を守る「保護パネル」が付いています。保護パネルには細かなパンチング穴が空いており、内側から周囲の状況を確認できます。

地震で躯体そのものが倒壊することはかなり少なくなったけれども,その分ガラスや天井など二次部材の損壊事故による被害が目立つようになってきた。先の中越地震でもそうだった。「地震が来たら机の下に隠れなさい」という教えは,今もなお有効だ。

2004年11月22日

時空間ポエマー,コニカミノルタ「イメージングに関する研究論文」優秀賞受賞

論文「時空間ポエマー:GPSカメラーケータイを用いたWebGISの運用実験とその評価」が,コニカミノルタテクノロジーセンター株式会社(社長:小野寺薫)のイメージング文化研究所が主催で、「将来のイメージングのあり方」を基本テーマとして公募した第2回「イメージングに関する研究論文」の優秀賞を受賞いたしました。

  中西氏の論文では、ユビキタス世界において、もっとも普及し簡便に使用できるツールとしてのケータイを活用することにより、街づくりなど公共活動の広がりを提案しており、イメージングの活用として、幅広い発展性を示している点を評価いたしました。

空間と情報, 2004.11.22

情報の反意語、リアルとバーチャル
Si 2004 07

海外出張のため3週休講します。次回は12月20日です。

公益施設設計事例, 2004.11.22

オフィスからワークプレイスへ
Jirei2004 07

海外出張のため3週休講します。次回は12月20日です。

Amazonスキャンサーチ


アマゾン、携帯でバーコードをスキャンして商品購入可能に
:


http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/21519.html

ケータイの専用アプリで商品のバーコードをスキャンすると,アマゾンの当該商品ページへ飛ぶ。もちろんそのまま注文できる。カスタマーズレビューも見られる。

さっそく試してみた。かなり使える感じだ。

同社では、消耗品の注文や、友達の持っている商品が気に入ったとき、ほかにどんな関連商品が売れているのかを知りたいとき、といった場合の利用を想定しているという。

再販で定価の書籍ならともかく,CDや玩具なんかは店頭でスキャンして,アマゾンのほうが安ければそっちで注文するに決まってる。アマゾンはそうはいわないだろうが,リアル店舗のショールーム化がますます進むだろう。そしてますますつぶれていくであろうなあ。

デジタル万引き」とは同列にはできないが,エチケット的には店頭アマゾンチェックはいけないってことになるんだろうか。

ところで,最近はなるべく地元の書店やCD屋で買うようにしている。そうしないとここらの店がなくなってしまうんじゃないかと恐れるからだ。

2004年11月23日

慶応安村研 家展

慶応の安村通晃研が,家と記憶をテーマにした展覧会を企画している。
美崎薫さんがアドバイザーだ。

私達は、研究を通じて生活の中で記憶がいかに用いられているかを学んできました。その上で、情報機器はいかにそれを支えられるか、ということを、「体験できる」かたちで試作しています。未来が訪れるのを待つ必要はありません。私達は今それを触って試せるのですから。

ORF 2004でプレ展があるようだが見に行く時間がない。どなたかご覧になったらぜひ感想を教えて下さい。

観察と記述(2004-11-23) 経由。

「痴呆」あらため「認知症」

「痴呆(ちほう)」に代わる呼称を検討していた厚生労働省の検討会は19日、一般市民や関係学会の意見をふまえて議論した結果、新呼称を「認知症」とすることで大筋一致した。

ふうん……

「痴呆」にはたしかに「不快感や軽蔑した感じ」が伴うし痛々しい言葉だとは思う。

ちょっと違和感があって,「〜症」を後方一致で辞書を引いてみる。免疫不全症とか脂肪過多症とか,「何かがどうかしてる症」という言葉が多くて,「認知症」みたいに,形容句なしで対象物のみのものはほとんどない。「神経症」と「心身症」ぐらいだ。「症」ってついている段階で,そこが具合悪いという意味になるのかな。

「認知障害」はすでに別の分野で使われているので却下とか。

「認知障害」は精神医学ですでに使われているとの専門医の指摘があり、この日の検討会では「認知症」を推す意見が過半を占めた。

この日の会合では「『障害』などのマイナスイメージのある字は望ましくない」「短い方がいい」といった意見が相次ぎ、

望ましくないっつってもなあ,病気なんだからそりゃ望ましくないだろうなあ。

短い方がいいというところから想像すると,「認知」と呼ばれるようになる可能性があるな。認知心理学は痴呆の研究だと思われるようになるかもしれない。

すかさずスレも立ってます。
【痴呆】認知症に替わる呼称を検討するスレ【呆け】

厚生労働省の「「痴呆」に替わる用語に関する検討会『第2回資料』

助教授あらため准教授

いろんなものの名前が変わるのである。

大学の教員組織について検討してきた中央教育審議会の検討委員会は22日、学校教育法で「教授の職務を助ける」と規定されている「助教授」を廃止し、新たに学生の教育や研究を主な職務とする「准教授」(仮称)を新設する方針を固めた。

assistant professor と associate professor 。英語の名刺が後者になっている人はけっこう見たことあるような。

「助手」も大学によって立場がかなりバラバラなのだが,二分割して整理する方針とか。

「講師」は,ますます微妙だな。

2004年11月25日

オフィスビルのロビーみたいなMoMA

Gabion: Shock of the new, or chill of the morgue? The terminally tasteful new Museum of Modern Art in New York. 1/2:


http://www.hughpearman.com/articles5/moma.html

新MoMAのレポート。写真も多数。谷口節全開。全開なのにシーンとしてます。

MoMaは世界最大の「オフィスビルのロビー」になったという。現代美術の作品大型化への対応もさることながら,現代美術がもはや挑戦的でとんがったものではなく,企業のオフィスを飾る「エントランスロビーのアート」になったのだということをあらためて感じさせるというのである。記事はジョン・アップダイクを引用する。「この新しい建物には目障りなものはまったくない。安っぽいところがない。惜しみなく金を使った感じに息を呑まされる。ここには閉店後の銀行のような魅力がある。」

ビルバオもそうだけど,たしかにオフィスビルのロビーと現代美術館の展示室は今や区別できない。同じ建築家が同じボキャブラリで作っていて,スポンサーが同じで警備会社も同じ,飾られる作品も同じなのだから当然といえば当然か。

simon: みんなで持とう! talby 経由。

『哲学の謎』

を読む。

野矢茂樹『哲学の謎』講談社現代新書 No.1286, 1996

哲学が難しいのは,まず哲学者が何を問題にしているのかがわからないからだ。この本は,哲学史思潮解説とは全く違うかたちで,哲学が問題にしてきた問題について述べる。意識,実在,時間,言語,他者等々,何を問題にしているのかは,これを読めば分かるだろう。

次の難しさは,なぜこのようなことを問うのかがわからないことだ。どうでもいいことだといえばそうだし,まして答えがひとつに定まるわけでもない。問うことと答えることとはセットであって,解答によって世界の不可解さが減少するはずだ,という期待は裏切られる。ますますわからなくなるばかりなのだ。

Eject.menu

Enabling an Eject menu As a side note, you can enable another means of ejecting disks by opening the folder System/Library/CoreServices/Menu Extras and double-clicking the file "Eject.menu". An eject icon will appear in the menubar that can be used to close and open selected optical drives.

If you no longer want the Eject menubar item, hold down the command key while clicking and dragging the icon out of the menubar space.

iMacでHappy Hacking Keyboardを使っているのだが,CDのトレイをあけるボタンがない。添付のカスタマイズソフトでFn+F12に割り付けてはいるのだが,私以外のユーザーはなかなかこのアサインを覚えてくれない。

そこで,トレイを開くだけのシンプルなアプリはないものかと探してみたところ,上記の記事を見つけた。標準で用意されていたのね。

au端末で位置情報取得

まずはとりいそぎブックマーク
au端末で位置情報取得<道具眼的blog
続報も。
P.O.R. おさらい:道具眼的blog

2004年11月26日

メルボルン出張

メルボルン国際建築ワークショップのため,11月27日より12月14日まで出張しています。必要があればメールでご連絡ください。

International Architecture Workshop - 2004
ArchiTecture - Leisure Landz

2004年11月27日

Disctop

mekentosj.com | Disctop - Where did my CD go?

光学ディスクを入れると,ほぼ原寸大のディスクの絵をデスクトップに表示する。それだけ。すばらしい。スロットローディングのドライブのマシンで試そう。

イジェクトするとCDの絵も出て行く。イジェクトの遅れのタイミングを設定でき,うまく調整すると,映像と実物のディスクがシンクロする。

サイトにはDisctopに完璧にフィットした壁紙をまもなくリリースするので乞うご期待,とある。期待しとこう。

プレゼンスサービス

ビジネス・家庭を大きく変えるプレゼンスとは?

コンテクスト・アウェアネスとオンライン・プレゼンスは同じことを違う視点から述べているんだが,こんどは「プレゼンスサービス」という言葉で説明している。どれも同じことだ。ありうべき事例をいろいろ挙げているのが目新しいかな。でも「うどんすき」は「すき焼きとうどんを合わせた」ものじゃないぜ。

「プレゼンス」は日本語としての定着がまだ十分でないが,英語のpresenceの意味の広がりを思うと,このような場合は,今のところ「オンライン」とか「サイバー」とか付けておいたほうがいいんじゃなかろうか。

Ubicomp+Shopping: 「プレゼンスサービスとは?」 経由

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