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2005年12月 アーカイブ

2005年12月01日

だべらないと。今宵はエイゾー!!

槻橋修さんの旅行話に続く「だべらないと」第二弾のお知らせ。今度は映像だ!

テーマ:エイゾーの現場
ゲスト:阿部伸吾/映像作家
日時:12/16(金)19:30〜(開場19:00)
会場:東北工業大学 香澄町キャンパス 5号館 T.I.T.ギャラリー
参加費:500円(軽食・ドリンク付き)
申込:参加ご希望の方は、氏名・所属・メールアドレスを明記の上、daberanight@yahoo.co.jp (齋藤)までお申
し込みください。
コーディネーター:齋藤和哉/東北工業大学建築学科槻橋研究室アシスタント
主催:colors
協力:東北工業大学建築学科槻橋研究室
問い合わせ:022-229-1151 ext.403(東北工業大学建築学科槻橋研究室/齋藤)
※ご来場の際は、公共交通機関またはバイクなどでお越し下さい。駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。

阿部伸吾氏プロフィール
1981年新潟生まれ。映像作家。
2004年に東北芸術工科大学を卒業後、仙台と東京を拠点とする映像制作会社"WOW"に所属。
http://www.w0w.co.jp/

学生時代から精力的に映像作品を制作し、"NHKデジタルスタジアム"でのセレクション入りや"TOKYO DESIGNERS BLOCK"での入賞など、数々の受賞歴を誇る。
仙台で発表された作品としては、昨年せんだいメディアテークで開催された"smtコンストラクション・ワンダーランド"での"asagi"が記憶に新しい。
我々の身近に存在するなんでもないものが、非現実的な世界に見えてくるような、そんな不思議な気分に浸れる彼の作品からは、視覚的・直感的な快感が感じとれる。
主な受賞としては、21世紀アジアデザインコンペ入賞('03)・東京ビデオフェスティバル2004入賞・NHKデジタルスタジアムセレクション入り・TOKYO DESIGNERS BLOCK 2004 PVコンペティション入賞・onedotzero_nippon 2004 opening events redroop 入賞・グラーツアートプロジェクトBIXメディアコンペティション入賞/DIGI-CON入賞(UONUMAとして)などがある。

↓フライヤーはこちら
200512 だべ  Flyer300

2005年12月06日

公益施設設計事例,2005.12.5

都合により休講としました。

FM2, 2005.12.6

都合により休講としました。

施設設計計画E, 2005.12.6

都合により休講としました。

2005年12月07日

iTMSに「ヒッチコック劇場」登場

Alfred Hitchcock Presents, Season 1 がiTMSに!

ピクチャ 1

見てたなあ,これ。
DVDもあるみたいだけど,ずいぶん割高。iTMSだと第一シリーズ39話分全部でUS$55。

日本のiTMSでの日本語版発売(もちろん熊倉一雄で)を熱望するものであります。

2005年12月08日

簡単!やさしいセキュリティ教室

高木浩光@自宅の日記で珍しく絶賛されている「三井住友銀行 > 簡単!やさしいセキュリティ教室

これを読んで,あたりまえのことばかりだと思えないなら要注意。

物心二元論

What is mind?——No matter.
What is matter?——Never mind.

おまえにハートブレイク☆オーバードライブより。

2005年12月09日

iBook (Dual USB) のHDD逝く

半透明はんぺん型の比較的初期のモデル。もちろんG3。
Pantherで現役だったが,内蔵ディスクを認識しなくなった。
4年以上使ってた。寿命だな。
自分で交換しようかと思ったが,手順解説サイトを見てめげる。
アップルストア仙台一番町で頼めるのか?

2005年12月12日

景観開花 土木デザインコンペ公開審査会

建築ではよくありますが,なかなか珍しいのではないでしょうか。土木デザインコンペの公開審査会が開催されます。

課題は「新時代の土木構造デザイン」ということで,まあなんでもありなのかな。審査委員長は篠原修さんで,ほか建築家の阿部仁史さん,都市設計家の小野寺康さん,デザイナーの西村浩さん,橋梁エンジニアの三浦健也さん。

候補者のプレゼンテーションとラウンドテーブルの公開審査ってのは,卒業設計日本一決定戦と同じフォーマットですね。すぐれたプレゼンをできるようになるには,人のプレゼンテーションをたくさん見ておくことが必要でしょう。

2005年度 景観開花(土木デザインコンペ)

概  要
設計競技「新時代の土木構造デザイン」の入賞者による作品プレゼンテーションおよび審査委員による最終審査を行います。また、パネルディスカッションでは、東北地方における最近の土木構造物および景観について実行委員会および審査員による事例紹介を予定しています。

会  場
東北大学 川内北キャンパス マルチメディア教育研究棟2F マルチメディアホール  

>>Map(pdf/700KB)
日  時
2005年12月17日(土)14:00〜(13:30開場) 18:00終了

最優秀賞(1点) 優秀賞(1点) 佳作(3点)
参  加
無料。どなたでもご参加いただけます。
参加ご希望の方は、氏名、ご職業、ご住所、連絡先メールアドレスをご記入の上、実行委員会までメール、ファックス、またはお電話にてお申込下さい。
(定員200名/先着順/入場無料)
定員に満たない場合は当日直接ご来場いただいても入場は可能です。

公益施設設計事例,2005.12.12

ディベート2
論題1. 病院の外来は完全予約制とすべきである。
Jirei2005Debate2 1
→肯定8 vs 否定25 で 否定の勝ち。

論題2. 宮城大学事業構想学部の専任教官研究室は個室をやめて大部屋とし,ノンテリトリアル・オフィスとすべきである。
Jirei2005Debate2 2
→肯定8 vs 否定25 で 否定の勝ち。

2005年12月13日

FM2, 2005.12.13

転用の事例
Fm2 2005 07
来週は休講。次回は1月10日です。

施設設計計画E, 2005.12.13

階段について(講義)
Keikaku2005 09

来週は休講。以下,次の日程とします。
最終回は曜日が違うので注意してください。

1月10日 階段について(発表)
1月17日 家具について(講義)
1月26日(木)5限 補講:家具について(発表)

1月26日は木曜日ですが補講を行います。(この週の火曜はダメなので。)
発表予定者で1月26日の出席が難しい人は本江までご連絡ください。

こころとデザイン,第2回

「図工」と題しての公開ゼミ第二回。
期末を迎え忙しくなった学生たちだが,20名ばかり集まる。

参加者がお気に入りの写真集を持ち寄って,書画投影機で映し出しながら,その写真の何が好きなのかを語る,というユルい進行。前回のサイボーグのときのような前のめりの盛り上がりとはまた異なる,なんだかじわじわとした時間となった。

自称「腰の低い狂人キチガイ」ことsmtの小川さんにもお越しいただき,ウブな学生たちがドン引きするようなの持ってきてくださいという私のリクエストに見事にお応えいただいた。誰かがドン引きするとき,それにグッとくらいつく奴がいる。その鮮烈なコントラストに人生の岐路を見る。

ひとりひとりが何の写真集をもってきたかはあまり覚えていないけれど,そのなにやら恥ずかしげな語り口の集積は独特の印象をもっていた。それは課題作品の講評会に見られるような「表現」の集積とはまったく異なっていて,もっとずっと個人的な,魂の弱い部分にたちまちに肉薄してしまうような言葉だ。たとえば,その写真集の思い出を共有する人を指す言葉を探して言いよどみ,自分で確かめるように「ともだち」と口にするような。

私は『ホックニーのカメラワーク』と『庭園都市』を持っていった。なんかダサい。

2005年12月14日

『スッキリ!』

を読む。『キッパリ!』の続き。おばあさんにやさしく諭されているような心持ちで読み終えた後,著者が年下だと知る。

「一人でも,行儀よく食べる」

上大岡 トメ,『スッキリ!―たった5分間で余分なものをそぎ落とす方法』

大瀧詠一はGPSオタク

『大瀧詠一―総特集 大瀧詠一と大瀧詠一のナイアガラ30年史 KAWADE夢ムック 文藝別冊』(河出書房新社,2005)の巻頭対談で内田樹にむけて大瀧詠一は語る。

僕はGPSオタクで,発売している全社のPCのマップを持っているんです。(中略)GPSオタクだというのは現在位置を外さないということと,自分の東西南北と相手の東西南北を逆にしないため。いま旅に行く時は,広域拡大図と中域と詳細図を示す三台のGPSを用意していて,詳細図のPCは食事しながら次の場所を決めたりするために持ち歩く。(p.39)
僕がなぜGPSマニアかと言えば,縮小と拡大が自在だからですよ。(中略)地図を見ているんじゃなくて,距離の概念についての考え方のトレーニングをしている。(p.42)

ほほう。地図ナイトに招待してはいかがだろうか。

それにしても,いろいろ考えてみたのだが「自分の東西南北と相手の東西南北を逆にしないため」の意味がまるでわからない。

Samorost 2

Samorost 2

独特の操作感で人気だったSamorostの続編が出てる。スタンドアロンで動作し,第二部を含む商品版もあるらしい。いいねえ。

nisshi.yugop経由

追記:(2006.2.19)
第一部をクリア。愛犬を奪還。
しかし,帰路,燃料切れで不時着。続きはフルバージョンで!

2005年12月17日

ハウスレクチャ 永江朗さん&都市・建築事件2005

ハウスレクチャの告知です。
永江朗さんのレクチャと,2005年の都市と建築を振り返る総括座談の二部構成。

Houselecture1222

ハウスレクチャシリーズ in 卸町 2005
第15回 2005年12月22日[木]19:00~(会場18:30)

第一部 永江朗(フリーライター)レクチャ
コーディネーター五十嵐太郎(東北大学大学院助教授)

永江朗/NAGAE AKIRA
PROFILE:1958年5月9日生まれ。血液型AB型。北海道旭川市出身。法政大学文学部哲学科卒業後、西武百貨店系洋書店「ア-ル・ヴィヴァン」を運営するニューアート西武)に入社。約7年間勤務した後、『宝島』、『別冊宝島』などの編集、ライターを経て、93年よりライター業に専念する。「哲学からアダルトビデオまで」を標榜し、一般誌から出版・メディア業界など幅広い媒体にて取材・執筆を行なっている。
著書に『批評の事情 不良のための論壇案内』(原書房)、『ベストセラーだけが本である』(筑摩書房)、『インタビュー術!』(講談社現代新書)、『アダルト系』、『不良のための読書術』(ちくま文庫)、『消える本、残る本』(編書房)、『平らな時代 おたくな日本のスーパーフラット』(原書房)などがある。現在、『週刊朝日』、『アサヒ芸能』、『Esquire』、『meets regional』、『Obra』、『invitation』、『エコノミスト』、『本の雑誌』、『婦人画報』、『文化通信』、『書店経営』、『本とコンピュータ』、そして、『SMスナイパー』、『クリーム』など、十数誌に連載中。また、04年は、『作家になるには』(ぺりかん社)をはじめ、『非常識のすすめ』(ダイヤモンド社)、『読書の解体』(ポプラ社)、『家元とパトロン』(講談社)などを上梓予定。03年8月、世田谷区にアトリエ・ワン設計による自宅が完成したばかり。

第二部 都市・建築事件2005
スペシャルゲスト:ケン・タダシ・オオシマ、永江朗他
パネリスト:阿部仁史、小野田泰明、五十嵐太郎、本江正茂

会場 =阿部仁史アトリエ/house in 卸町
    仙台市若林区卸町三丁目3-16
    車で来場の方は卸町第61駐車場(共同配送センター東)をご利用ください.
開催日=隔月1回(偶数月)最終or第4金曜日を予定
定員 =80名(申込み先着順)
参加費=1,000円(ドリンクつき)
申込み=参加ご希望の方は,氏名,所属,メールアドレスを明記の上,
    email : houselecture@a-slash.jp(堀口) もしくは
    fax : 022-782-1233(阿部仁史アトリエ/堀口)までお申込み下さい.
    なお,準備の都合上12/19(月)までにお申込み頂けると助かります.
協力 =協同組合仙台卸商センター
お問い合わせ = 022-284-3411(阿部仁史アトリエ,堀口,後藤)

ジョン・スペンサー死去

人気ドラマ「ザ・ホワイトハウス」の名優ジョン・スペンサーが急死 : ABC(アメリカン・バカコメディ)振興会

NHK BSで放送しているアメリカのテレビドラマ「ザ・ホワイトハウス」でレオ・マクギャリー首席補佐官役の俳優ジョン・スペンサーが急死したとの報。心臓発作による。

ドラマを録画してまで見ることはほとんどないのだが,この「ザ・ホワイトハウス」シリーズは素晴らしく面白くて,ずっと見ている。中でも,首席補佐官役のジョン・スペンサーは最高に渋くてかっこうよかった。まだ続いているドラマがどうなるのかも心配だけれど,まずはご冥福を祈る。

2005年12月18日

『デザインの輪郭』

を読む。

深澤 直人,『デザインの輪郭』TOTO出版,2005

まだしばらく読み終えることができないだろうと思われた。

2005年12月19日

公益施設設計事例,2005.12.19

劇場
Jirei2005 09

ミニワークショップ 劇場体験の共有
Jirei2005 09Ws-1

今年はこれでおしまい。
来年は1月9日は成人の日のため休み。16日は「デパート,スーパー,コンビニ,期末レポート課題説明」です。
ディベートの三回目は日程の都合上取りやめとしました。やるつもりだった人,すみません。

では,メリークリスマス&よいお年を。

2005年12月21日

『リノベーションの現場』

五十嵐太郎+リノベーション・スタディーズ編『リノベーションの現場―協働で広げるアイデアとプロジェクト戦略』(彰国社,2005)が出ました。

Re

連続シンポジウムの記録本。
私も阿部仁史さんと卸町のまちづくりについて話しています。卸町のまちづくりについて,まとまった形で公刊されたのはこれがはじめてかもしれません。ただ,シンポジウムからもう2年ぐらいたっているので,この本の内容よりもかなり進捗があります。

リノベーションの現場をサーカスよろしく巡業するという企画の枠組みがよいですな。

2005年12月26日

路傍の雪塊

051226_1526~001.jpg
場所
うず高く
【GPS情報】
http://walk.eznavi.jp/map/?datum=0&unit=1&lat=+36.67761&lon=+137.23593&fm=0

2005年12月27日

ReflectiveClock, ReflectiveDesktop

慶応SFC 安村研の渡邊恵太さんの新しい仕事。

昨日の今の時間の作業画面が,今日の壁紙となって提示されるアプリケーションです.これにより昨日自分が何をしていたのかが簡単にわかります.

どんな気持ちになるものか,使ってみたい。
ぜひMac版を希望。

2005年12月30日

000studio設計の美容院

を見てきた。雪の晴れ間を見て出かける。
富山県砺波市内,北陸道砺波インターの近くにある。
木造陸屋根の平屋で外観は穏やかな印象。雪に埋もれた白い建築。


P1030371-1


サインを兼ねるスチールパネルの造形が示すように,「ボロノイ図」がモチーフになっているようだ。

P1030373-1

エントランスホールや美容院の各ブース,中庭,居室部分のキッチン,リビング,寝室,バスルームなど,単位空間がそれぞれボロノイ図の一区画になっていて,矩形の部屋はひとつもない。

ボロノイ図で書かれた平面を天井高2400ぐらいになるように,そのままCGのモデリングソフトのコマンドでいうところの"extrude"をするとこの建築の形になる。

P1030380-1

平面図をみるだけだとベタなボロノイ図なので,ちょっとバカバカしいものに見えてしまうかもしれない。しかし,実際に訪れてみると,ボルノイ分割による空間の分節が美容院の機能と整合していることがわかる。ワンルームの空間でありながら,視線が適当に抜けあって交錯することがない。適度な分節された感じがあるのだ。

P1030379-1

不規則な角度でぶつかる壁面の交点は,束ね柱?のようなおさまりになっている。正直にいえば,見た当初は「これはキビしいなあ」と思わずにはいられなかった。

しかし,しばらくこの空間に身を置き,上記のようなボロノイ分割の意味を理解し始めると,この素朴な束ね柱のディテールは,あたかも額縁のように,そこにあるべきボロノイの分割面たる壁面の存在を最小限の要素で表示しているもののようにも見ることができるのではないかと思われるようになった。たとえば,ミースを持ち出すまでもないとはしても,この束ね柱が方向性をもたない円柱であったら,空間の流動性が高まりすぎてしまい,現在の接続されつつ分割されているという両義的な空間の性格は薄らいでしまうだろう。フラットな床と天井に挟まれた空間をランダムな位置の柱で支持しているというのとは全然違うのだ。

追記:
ゼロスタの松川さんにお目にかかって,設計プロセスについて聞く機会があった。
これ,幾何学的には「ボロノイ分割」とは似て非なるものだそうだ。正しい名前はないそうで,「ま,ボロノイに似たようなもんです」とのことなので,本文はママとしておく。
プランニングのための自作プログラムのデモも見せてもらったが,自分専用だと断っておられたものの,ちょっと触ってみたくなる魅力的なUIであった。
アルゴリズム設計とはいうものの,最適値を計算によって自動的に求めようというアプローチではなく,直感的な形態の探索を論理的な整合性を常に保ちつつ行うことを支援するためのプログラム利用である点がおもしろい。
この建物,当初は各区画ごとに空間の高さを変える(区画の体積を等しくする=狭い部屋が天井が高い)構想もあったようだが,コストの問題で断念したとのこと。残念ではあるが,模型写真を見た瞬間に,そりゃームリだろコレーって感じだった(笑) 形態探索プログラムにコスト算定も組み込んで,予算オーバーを警告できるようにするといいかも。


追記:2006.2.25
佐藤さんが松川さんの詳しい,a href="http://www5c.biglobe.ne.jp/~fullchin/iru/sho/01/01.htm">インタビューと体験記を公開しているので,こちらも要チェック。本人による設計プロセスの解説などもあり。

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