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2014年05月 アーカイブ

2014年05月21日

『コンサルタントの読書術 確実に成果につながる戦略的読書のススメ』

知らない分野のことでも、すばやく理解できるようになる方法。読み始めたら読み通さなければならないという思い込みを捨てると、本はもっとたくさん読めるようになる。

知らないでいた分野の問題に一気に肉薄する能力の重要性は建築家も変わらない。

大学で、小学校を設計する課題をやっている時、こういうタイプの学校には通った経験がないので云々と言い訳する学生に、教授(槇先生)が、経験のあるものしか設計できないのではバレスみたいなものの設計はできませんよ、と笑ったのを鮮明に覚えている。

新しい仕事には想像力が必要である。
同時に知識が必要である。
知識は本に書いてある。
得た知識を使って仕事をする。

事実と解釈とアクションを区別する「雲雨傘」というモデルは鮮やかだった。(位置No.1053)
雲が出ているという事実
雨がふるだろうという解釈
傘をもつべきというアクション
これらは一連の思考である。
傘を持つことだけ真似ても役に立たない。

『第五の権力』

接続は力なり
なればこそ、その制御には人智を尽くさねばならぬ。
技術には倫理は埋め込まれていないからである。

建築ITコミュニケーションデザイン論 2014年度

東北大学大学院講義

建築ITコミュニケーションデザイン論

2014年度

本江正茂 motoe@archi.toholu.ac.jp

年次・学期

  • 東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻博士課程前期
  • 水曜3限(13:00~14:30)
  • 片平南キャンパス 通研2号館4階 430教室

講義の趣旨

建築とITコミュニケーションを統合的なひとつのデザインの問題として考える。

オフィス、学校、図書館などの建築空間の多くは、その内部で情報の授受を行うことが主要な役割であった。しかし、近年の情報技術の革新によって、建築空間と情報の関係は大きく変化した。これからの空間と情報のデザインを考えていくためには、両者の相互作用を根本的に見直す必要がある。両者は別々の分野ではなく、そのデザインにあたっては総合的に検討されなければならない。この講義では、テクノロジーのみならず、社会学、芸術、哲学、認知科学などの分野にも視野を広げ、空間と情報にかかわる諸理論と事例を展望する。

受講に当たっては、必ずしも予備知識は必要ない。履修後は、空間と情報の相互作用に関する常識的知識の一端を獲得することによって、両者を見渡した地点から、新たな問題を考えはじめられるようになることが期待される。

2014年度のスケジュール

  1. 4月9日 はじめに
  2. 4月16日 データの表象
  3. 4月23日 空間の表象
  4. 4月30日 (休講)
  5. 5月7日 身体と空間(1) 視覚
  6. 5月14日 身体と空間(2) 意味や価値は世界のどこにあるか?
  7. 5月21日 速度とスケール
  8. 5月28日 情報の反意語は何か
  9. 6月4日 情報化社会という神話
  10. 6月11日(休講)
  11. 6月18日 情報と都市
  12. 6月25日 建築とアーキテクチャ
  13. 7月2日 建築とコンピュータ
  14. 7月9日 デザインとイノベーション
  15. 7月16日 (休講)
  16. 7月23日 デザインとワークプレイス 各回のハンドアウトは上記のリンクからダウンロードできます。

期末レポート課題

本レポートの内容をもって成績評価を行うので、単位取得を希望する学生は必ず期限までに提出すること。

課題

  1. 講義で扱ったトピックのうち,もっとも関心をもったものをひとつ挙げ,
  2. そのトピックに関わる具体的な事例として,実在する人工物やシステム――建築,プロダクト,各種サービス、テクノロジーなど――を3つ以上、図版を用いて提示しながら,
  3. それら人工物やシステムが,人々のコミュニケーションにもたらす/もたらした影響について論ぜよ。

採点基準

  • 採点にあたっては,全体の議論の論理的整合性および着眼点の独創性を重視する。
  • いわゆる「コピペ」であることが発覚した場合は無条件で不可とする。

体裁等

  • emailに添付して下記アドレスへ送付する。
  • メールの件名:aitcd-学生証番号
  • ファイルフォーマットはPDF。
  • 添付ファイルのタイトル:aitcd-学生証番号.pdf
  • 例 aitcd-5ITM0923.pdf
  • 字数制限はないが、ファイルサイズはなるべく10MB以内に圧縮すること。
  • English is acceptable.

締切と提出方法

  • 送付先アドレス motoe2@gmail.com
  • 2014年8月8日(金)消印(送信タイムスタンプ)有効

2014年05月25日

松島フィールドワーク

SSDコミュニケーション軸による松島フィールドワーク。
松島が地元の鹿野護さんの案内で歩く。
松島には何度も行ってそれなりに知っているつもりでいたが、初めてのところばかりであった。

瑞巌寺と陽徳院の間の切り通しを抜けると谷にでる。

SSD cityformat 松島 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA


この道は葉山神社の参道なのだが、並走する東北本線と仙石線の線路によって分断されてしまっている。線路の向こうに参道の階段は見えているのだが、踏み切りになっておらず横断はできない。参拝するには無理に横断するしかないのかもしれないが、結構頻繁に列車が通るので事実上渡れない。墓地も見えている。

SSD cityformat 松島 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

瑞巌寺の参道の杉林は津波をかぶって樹が傷んだので止むなくかなりが伐採されてしまった。

SSD cityformat 松島 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

観光地らしくたくさんの看板が立っている。が、デザインに一貫性はない。ただし、高札を模したのかひとつひとつ丁寧に屋根がついている。その屋根の形式がまた、ひとつひとつ違っている。右から順に、妻入り、平入り、片流れ。設計者の意図を感じる。

SSD cityformat 松島 右から、妻入り、平入り、片流れ #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

町歩きの後、松島文化観光交流会館でセミナーとワークショップ。各班が議論を具体化させていく。

SSD cityformat 松島 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
SSD cityformat 松島 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
SSD cityformat 松島 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
SSD cityformat 松島 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

2014年05月26日

基礎設計B 2014 3Dモデリング

基礎設計B 2014 課題(3) 3Dモデリング


お知らせ

右クリックの設定について(2014.6.9)

画面左上のリンゴ/システム環境設定…/マウス から、右クリック部分に「副ボタン」を割り当てるとよい。

SketchUpのバージョンについて(2014.6.2)

大学のマシンに入っているのは,SketchUp Pro v.8 ですが、現在ダウンロードできるのは SketchUp Make v.14 です。

SketchUp Makeでつくったデータを大学でも使うには、「ファイル/名前を付けて保存…」から、ファイル保存形式を「SketchUp パージョン8 (*.skp)」を選んで保存したものを持ってきてください。

SketchUpのモデルが開けない(v.14で作成したためにv.8の大学の環境では開けない)時はスタッフまで。

実測野帳データ 解凍済みファイルは下記にあります。(2014.6.2)

創造工学センターのLANからだけアクセスできます。

  1. Finder から 移動/ネットワーク/architecsv をダブルクリック
  2. 「別名で接続…」をクリック
  3. 自分のユーザ名とパスワードを入力
  4. 演習ファイル/20140602 を開く
  5. 中のファイルから関係のものをドラッグしてデスクトップにコピーする

実測野帳データを共有します。(2014.5.20)

下記から、各自の担当する建物の実測野帳をダウンロードして製作の資料とします。 ファイルを開くためには授業の際に示したパスワードが必要です。


概要

担当

  • 本江正茂 Masashige Motoe
  • 大風 翼 Tsubasa Okaze
  • 古川 幸 Sachi Furukawa

この課題のホームページ

http://www.motoelab.com/blog/20140526014526.html

目的

3次元空間と2次元図面の関係を理解し,自在に往き来することは建築の世界で仕事をする上で必須の能力である。

この課題では3Dソフトの SketchUp を用いて3次元空間をモデリングする手法を学ぶ。

前課題でおこなった実測データから、立体としての建築を3Dモデルとして再構成する。

また、流体解析ソフト(CFD: Computational Fluid Dynamics)を用いた熱力学的シミュレーションや構造解析のシミュレーションについて知り、ひとつの Building Information Model が建築の様々な局面で利用しうることを理解する。

創造工学センター デジタルアトリエについて

東北大学青葉山キャンパス 創造工学センター 1F デジタルアトリエ

別紙に示す「使用上の注意」を参照のこと。 工学部全体の共用施設なので、その利用にあたっては格別の注意が必要である。

入室権限を付与するため、学生証のカード番号(顔写真下の数字10桁)をすでに集めた。未提出のものは申し出ること。

グループ分け

デジタルアトリエの機材数に制限があるため、履修者を工学演習Dを履修している学生のグループ(D組)と、工学演習A,B,C,Eを履修している学生のグループ(E組)とに2分する。(ただし機材が35セットしかないため、工学演習D履修者のうち一名はE組に入るものとする。講義で指示する。)

基礎設計B受講生の工学演習履修状況

  • 工学演習A 3
  • 工学演習B 2
  • 工学演習C 4
  • 工学演習D 36
  • 工学演習E 22

本課題の全4回については授業開始時間がグループによって異なるので、日程に注意し、開始時間に会場に集合する。待ち時間は自習のこと。

  13:00-15:15 15:25-17:50
6月2日(月) E組 D組
6月9日(月) D組 E組
6月16日(月) E組 D組
6月23日(月) D組 E組

SketchUp とは?

  • Trimble社が提供する3Dモデリングソフト。
  • 授業ではv.8を使用。
  • 自習用に、無料版(SketchUp Make)を各自のパソコンにもインストールしておくこと。Windows版とMac版がある。
  • 大学のマシンに入っているのは,SketchUp Pro v.8 ですが、現在ダウンロードできるのは SketchUp Make v.14 です。* SketchUp Makeでつくったデータを大学でも使うには、「ファイル/名前を付けて保存…」から、ファイル保存形式を「SketchUp パージョン8 (.skp)」を選んで保存したものを持ってきてください。**

  • Free Download http://www.sketchup.com/intl/ja/product/gsu.html

  • SketchUp Tutorials http://www.sketchup.com/learn/

日程

  • 5月19日(月) モデリング課題説明 @川内
  • 6月2日(月) モデリング作業 @青葉山創造工学センター
  • 6月9日(月) モデリング作業 @青葉山創造工学センター
  • 6月16日(月) CFD @青葉山創造工学センター
  • 6月23日(月) CFDと構造 @青葉山創造工学センター
  • 6月30日(月) 課題提出締め切り(メールで提出)

課題 「齋理屋敷」の3Dモデルを制作する。

実測野帳

下記から、各自の担当する建物の実測野帳をダウンロードして資料とする。ファイルを開くためには授業の際に示したパスワードを使用する。

成果物

前課題で実測を担当した齋理屋敷の建築のモデルを作成し、以下の5ファイルに整理して、6月30日(月)までに電子メールで提出すること。

  • 作成したモデル(skp)のファイルそのもの。
  • 外観透視図(ext)1面:もっとも特徴をよくあらわす構図で。できればレンダリングする。
  • 内観透視図(int)1面:もっとも特徴をよくあらわす構図で。できればレンダリングする。
  • 平面図(plan)1面:建築の特徴をよく示す水平面で切断する。遠近法ではなく平行投影で。
  • 断面図(sec)1面:建築の特徴をよく示す水平面で切断する。遠近法ではなく平行投影で。

成果物の提出方法

  • モデルはSketchUpのファイルのまま、画像はjpgフォーマットとする。
  • ファイル名は下記のとおりとする。例:5028-plan.jpg
    • 学籍番号下4桁.skp
    • 学籍番号下4桁-ext.jpg
    • 学籍番号下4桁-int.jpg
    • 学籍番号下4桁-plan.jpg
    • 学籍番号下4桁-sec.jpg
  • 上記の5ファイルを一通の電子メールに添付して送信
  • 提出先メールアドレス:tonchiku.dds@gmail.com
  • メールの件名:2014基礎設計B-学籍番号下4桁
  • 提出期限:2014年6月30日のタイムスタンプ有効

5月19日(月) モデリング課題説明

この資料について。

宿題

次回の授業までに、SketchUpの入門ビデオ 4本(http://www.sketchup.com/learn/)を見て内容をマスターしておくこと。次回以降は、これらの内容を理解しており、関連する操作ができるものとして進めます。

  • Getting started with SketchUp - Part 1 (9:58): 基本操作、簡単な家
  • Getting started with SketchUp - Part 2 (8:12): 寸法、offset、followMe
  • Getting started with SketchUp - Part 3 (14:48): interior, 3D gallery, guidelines, camera, paint, move
  • Getting started with SketchUp - Part 4 (12:11): Groups, component ←これらの概念がわかっていないと複雑なモデルはつくれない。

6月2日(月) モデリング作業

  • アカウント、創造工学センターとコンピュータの使用について。
  • 製作するモデルの抽象度について。
    • 実測してきた形と、その背後にある幾何学的秩序との関係を意識して、整合性のあるモデルを作成する。
    • メンパー、ディメンション、ジオメトリーを意識する。
  • 教員とTAに不明な点について聞きながら、時間まで課題のモデリング作業を行なう。

  • 使うテンプレートは、「建築デザイン - ミリメートル」

  • こまめに保存(command + S): とにかくファイルをこまめに保存すること。
  • Layers:操作対象の可視/不可視を使い分けて操作する。Groups, Compornent の概念を理解してから使うこと。

  • 操作が分からないときは、チュートリアルビデオを何度でも見ること。


6月9日(月) モデリング作業

基本的に今日は前回の作業の続き

  • 教員とTAに不明な点について聞きながら、時間まで課題のモデリング作業。

今日のコマンド

  • 断面の切り出し方

    • ツール/断面平面
    • カメラ/遠近法 or 平行投影
    • カメラ/標準ビュー
  • 画像ファイルの保存の仕方

    • ファイル/エクスポート/2Dグラフィック… *.jpgで保存
    • ウィンドウ/シーン を使うと「見え方」を保存できる。

6月16日(月) 課題 CFD

授業にて指示する。


6月23日(月) 課題 CFDと構造

授業にて指示する。


6月30日(月)課題提出締め切り

前述の課題提出方法を参照。


参照

SketchUp、FlowDesignerについて

齋理屋敷について


以上

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