« COLORS WORKSHOP 2006: WILDLIFE | メイン | インタラクションデザイン, 2006.10.24 »

玉ねぎ文

ブログ文章術 米光一成|Excite エキサイト ブックス : 一文を短くって言うけどさ1:
たとえば、「主題1,主題2,述部2、述部1」という語順になっていて「言葉のつながり」が分かりにくい文がある。こういった文章を「玉ねぎ文」と言う*2。
例文を示そう。

姉はぼくが宮藤官九郎が「吾輩は主婦である」という昼ドラの脚本を書くことを知らなくて驚いた。

分かりにくい!

私はこの書き手がたかだか三重の複文を「分かりにくい」と述べていることにむしろ驚く。しかも「!」まで付けて!

コメント (4)

ぎくる:

分かりにくいです。三重の複文だからじゃなくて、主述のつながりが、米光氏が説明しているように、玉ねぎの皮のように包む形になっているから、分かりにくいのだと思います。

もとえ:

つまりぎくるさんは私が私はこの書き手がたかだか三重の複文であるところの「姉はぼくが宮藤官九郎が「吾輩は主婦である」という昼ドラの脚本を書くことを知らなくて驚いた」を「分かりにくい」と述べていることにむしろ驚くと書いたのは,三重の複文と米光氏のいう玉ねぎ文との区別がついていないからだと思われるのですか?

こち:

引用元のトラバやら、「玉ねぎ文」での検索結果やらを訪ねて回りましたけど、おもしろいですね。
最近いろんな所で、腹の内丸見えの営業トークやらうまく説得してるつもり風コンサルを見てますけど、玉ねぎだからこそ饒舌だったり、玉ねぎだからこそ不細工な話っぷりだったり、一種の妙術ですよね。たまに詐術ですけど。
あ、主語がなかった。

匿名:

こちさんの指摘は、すでに「一文を短くって言うけどさ3」に書いてあることとほぼ同じ内容。というか、もとのテキストは玉ねぎ文がいけないと書いてるんじゃないというのは読めば分かると思うけども。
分かりやすいか、分かりにくいか、ということを判じているだけですよね。
私も、例にあがってる文は分かりにくいと思うけど、もとえさんは、分かりやすいと思ってるんですか。むしろそこに驚く。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2006年10月22日 23:10に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「COLORS WORKSHOP 2006: WILDLIFE」です。

次の投稿は「インタラクションデザイン, 2006.10.24」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。