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FTEXT,カリキュラムの疎結合と密結合

PICSY blog経由で,文科省の指導要領に少ししか準拠していない高校教科書「FTEXT数学」が準備されているのを知る。オープンソースのソフトウェアのような形で,フリーの教材を作ろうという活動。

PICSY blog: 吉江くん最高 -カリキュラムにおける疎結合と密結合-:
日本の高校の教科書は、各分野を疎結合にするというポリシーで書かれている。
これはある種の配慮の賜物なのだろう。というのは、ある科目が苦手な生徒が、その知識を使わなくても別の科目では勉強できるようにするためだ。だから、せっかく高校数学で微積分を習っても、物理で運動方程式を微積分を使って勉強するのは大学以降となり、微積分を習って何が楽しいのかも、ニュートンの偉大さもわからない。

僕も残念ながら,高校時代には何が面白いのかイマイチわからぬまま微積分なんかを勉強してた。なんとか理系に入ったものの,大学での数学は,たしかに高校のそれとはまったく様子が変わってしまい,正直いって全然ついていけなくなった。一方で,「密結合」になった体系としての数学に非常にイキイキと接する同級生たちもいた。彼らの助けを得て,いろいろ苦労しつつ,ギリギリで必修の単位をとったのだっけ。

「カリキュラムにおける疎結合と密結合」ってのはおもしろい。

数学のような体系性は望むべくもないとしても,デザイン情報学科ではデザイン分野と情報分野とを密結合するカリキュラムが構想されねばならない。
……疎結合にしといてくれれば教えるほうはラクなんスけど(苦笑)

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2005年09月07日 22:07に投稿されたエントリーのページです。

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