三田のG-Secラボで行われた「慶應義塾大学ＥＳＬシンポジウム０１」を聴講。
基調講演をした知識経営の紺野登（写真下手。ちなみに上手は深澤直人）の話でおもしろかったのが，ファイザー中央研究所のこと。
ここのIT部門は「更衣室の裏」みたいな窓も無いような部屋をつかっていた。そこに青白いITエンジニアたちが詰め込まれていて，ナレッジマネジメントなどの研究活動支援システムを管理しているくせに，研究者たちとのコンタクトはほとんどメールだけみたいな状態だったらしい。
それじゃいかんということで，IT部門は引っ越すことになった。研究所でも一番重要な研究フロアの，それもど真ん中の一番いい「プレミアムなスペース」に。
IT部門の人たちは，自分たちが管理しているITシステムが使われている現場のただ中におかれ，ユーザたる研究スタッフと日々顔をあわせることになった。誰がどんな風に使っているのか，喜んでくれているのか，頭に来ているのか，目の当たりにすることになった。すると，IT部門のモチベーションが向上し，システムの改善が目に見えて進んだというのである。
場にはそういう力があるんだ。
コメント (4)
ものすごく同感です。
その場がないと成立しないコミュニケーションてありますよね。
もっと開かれたところでそういう場がもてればおもしろいネットワークが
できそうな気がしますが、、うまく機能する場を作るのもコツがいりそうですね。
投稿者: あねは | 2004年06月25日 16:50
日時: 2004年06月25日 16:50
本屋で見かけたのですが、「席替え」で業務革新という話が書いてあるビジネス書がありました。
部署をあえて混じり合わせて座らせるのだそうです。
投稿者: いりえ | 2004年06月28日 20:19
日時: 2004年06月28日 20:19
席替えで業務革新ってのはいいですね。
人事異動ならぬ人事移動（笑）
投稿者: もとえ | 2004年06月28日 20:27
日時: 2004年06月28日 20:27
ちょっとググるとこんなのが。
http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/soumu/media/index.cfm?i=s_nayami011a
投稿者: もとえ | 2004年06月28日 20:33
日時: 2004年06月28日 20:33