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形状記憶で生分解なプラスチック

をNECが開発。両方の性質をあわせもつものは初めて。原料の93%は野菜の樹脂。

The Japan Times Online: NEC develops 'bioplastic' that can change shape

60度に熱すると元の形に戻ろうとするんだそうだ。以外に低温だ。25〜30度くらいに変形温度をセットできれば,建築の外壁で,日射を自動的にコントロールする外装材なんてのも作れそうだ。オジギソウみたいな壁。普段はザルのようで,日が当たるとカゴのようになる。

以前,OfficeUrbanismのプロジェクトのときに,二重ガラスにするのではなく,シングルガラスの内側に多機能なファブリックを使うことで,軽くて薄い高性能な外壁を作れないかというスタディをしたことがある。諸事情で頓挫したが,こういう材料で繊維を織ったらいいんじゃないかなあ。ミクロレベルでオジギソウみたいな布。普段は紗のようでいて,日が当たるとスウッと透明度が下がる。

建材の場合は燃えるとアウトという限界があるが,耐火性能を持たせるぐらいはなんとかなりそうじゃないか。

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2004年06月23日 23:22に投稿されたエントリーのページです。

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