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ユビキタス技術がもたらす都市空間の新しい使い方

という大それたタイトルで、一般むけの講演をする機会をいただいた。
(株)内田洋行の「ウチダフェア2009 IN 仙台」にて。

ユビキタスをテーマに、という依頼であったので、昔のニュース映像やコント、落語などを枕に、新しい技術と人々の意識の間にはギャップがあり、そう簡単に乗り越えられるものではない、ということから入りつつ、こども科学キャンパスでの、小学生たちの恐るべき集中力と適応力、その成果を紹介し、デジタルネイティブの潜在性は信じてよいのではないか、というのが枕。

建築学会編の『ユビキタスは建築をどう変えるか』に出てくる議論を踏まえて、「モバイル」と「ユビキタス」の違いを整理する。

mobileubiquitous
いつでもその時
どこでもその場で
context freecontext awareness
デバイスに集約環境に分散

コンテクストアウェアネスを実現するためには、ユーザはシステムに自分の情報を提供しなくてはならないから、プライバシーとのトレードオフになる。そのバランスをどのあたりに求めるのか。で、象印の「みまもりほっとライン」を紹介。

技術と意識のギャップの話にもどって、「e-なんとか」「電子なんとか」は電子メールや電子辞書、電子商取引などなどたくさん登場してある程度定着したのに、続いて政府が提唱した「u-なんとか」つまり「ユビキタスなんとか」は全然登場しない。ubiquitous computing とか ubiquitous networking の意味をカタカナの「ユビキタス」一語に込めて書いてしまうのはちょっと無理があるという言語的な問題もさることながら、既存サービスを電子的に置き換えるということで簡単にイメージできる「e-なんとか」に比べると、「u-なんとか」はより原理的な変容を迫るものであるがゆえにイメージが難しいのじゃないか。なんという話をして、MEGAHOUSEを紹介。

以上で、ちょうどお時間の70分となりました。

コメント (1)

masatanz:

聞きたかった!

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2009年02月03日 13:27に投稿されたエントリーのページです。

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