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『IDEA HACKS!』

を読む。



原尻 淳一, 小山 龍介『IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣』東洋経済新報社,2006

さくっと読めるノウハウ本。pp.8-9の概念一覧表を見てHackどうしの濃密な関係性の所在に期待したのだが,小ネタ集的な印象の方が強かった。文章の練りが足らないのか,相互に響きあう感じもあんまりしないのは残念。全体的に急いで作ったって感じ。

p.195に,『白雪姫』のアニメ映画をごく短い幼稚園児むけの絵本にする能力に感心したという話が出てくる。いわく,「園児向けに編集するには,まず,映画のキーとなる場面を選定し,限りなく情報をそぎ落とし,圧縮させているのです。さらに,伝えたい内容を要約し,それを読み手に合わせて変形させているのです」。

これは,ユーザ中心の編集デザインということでデザインの課題にできるかもしれないなあと思った。たとえば,長編漫画を8ページぐらいの絵本に再編集する。絵は切り貼りで文章は書き直し。特定の読者にむけて演出を先鋭化させてみるというような。

あわせて古平正義らの『SCHOOL OF DESIGN(スクール オブ デザイン)』も買ってきたので,これから読む。

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2006年09月25日 22:37に投稿されたエントリーのページです。

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