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多感な時代

デジモノに埋もれる日々: メディア変革のスパン - 変化の源となる「世代」から目を背けるな:
人間は長い人生の中で数十年掛けて、習慣を身に付けていきます。
特に大きな影響を与えるのは、多感な年代(5歳~25歳あたり) に於いて
どのようなモノに囲まれてライフスタイルを構築してきたか、という点です。 (中略) モノがある時代に生まれた人を増やす、それはつまり、年月を重ねて、
世代交代を待つということに他なりません。現実に「それが有る」環境を与え、
その中で多感な年代を過ごしてもらわなければ、人間はそれをライフスタイル
の根幹を決める「習慣」として身に付けてはくれないのです。

個々人の問題としては,いかに「多感」で有り続けられるか,という話。
もっとも多感でなきゃならないってこともないんで,個々人の問題としてはそれでいいわな。ウォークマンを聞かず,ずっと紙で新聞を読んで,テレビを見てればいいんだし。

ただし,個々人の問題ではすまない時もある。都市計画や建築でも,その人が学生の時代=多感だった時代に流行った学説を,さも自明の理想のように振りかざす人はいる。そういうのを見ると,この人はその時で勉強するのをやめたんだなって思う。しかもそれが一定の影響力を持つ場合が少なくない。意思決定に関わる人たちが同世代だから共感しあってしまうのだな。

自戒したい。

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2006年02月13日 08:38に投稿されたエントリーのページです。

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