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ハブが壊れる

研究室のネットワークの調子が突然おかしくなった。しばらくの間,このブログにもアクセスできなくなっていたのもそのためだ。原因の切り分けをしたところ,問題はスイッチング・ハブにあることがわかった。余っていたハブにとりかえて,機能は復旧した。

ずいぶん時間がかかってしまったのは,ハブほどのシンプルな部品が壊れるとは考えず,より複雑で問題のおこることの多いパソコンやルータ類の設定ばかりを見直していたからである。一時はブログのサーバとしているiMac DVのネットワークポートのハードウェアを疑い,旧機種でもはや修理は難しかろうから,買い替えるとしたらMac miniだが2.5インチHDDでサーバ運用は大丈夫なのか……などと,いくらかウキウキしつつ,情報を集めだす始末。

問題は単純なところでおきているのに,われわれは,問題が起きてほしいと願っているところに問題を探してしまう。そして往々にして,そこに問題を見つけてしまう。悪いのは本当にそこなのか?

コメント (2)

naka:

某美術館では「ケーブル命」という言葉を教わりました。ケーブルに始まりケーブルに終わる(笑)。いちばん疑いにくいものかもしれませんが、けっこう最初にチェックします。

あねは:

問題解決でも、何かの選択でも、自分が進みたい方向に
理由付けを探してしまうことが良くあります。
だいたいはそれでうまくいったように見えて満足
してしまうのですが、別の方向に視野を持つチャンスを
逃していると思うともったいないですね。

ケーブルといえば、機械修理を仕事にしていた父親が、
「すぐ修理に来てください」と電話で依頼される度に
「コンセント刺さってますか??」と聞いていたのを
思い出します。実際、そのおかげで二,三度出張しなくて
済んだこともあるようです。

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2005年08月01日 11:14に投稿されたエントリーのページです。

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