« 人生を記録するVR | メイン | SUIKABAR »

透けるコンクリートとDuctal

海外ボツ!Newsより,あ!コンクリートが透けてる……

ネタもとは, Yahoo! News - Museum Hosts Translucent Concrete Display

こいつを展示してる展覧会はLafargeがスポンサーのNational Building Museum: Liquid Stone: New Architecture in Concrete

透けるコンクリもいいが,展覧会サイトの"The Future of Concrete"にある"ULTRA HIGH PERFORMANCE CONCRETE"ってのもすごいな。鉄筋なしで十分な強度を出すんだって。これを使ったプロジェクトのCGにあるような,薄いコンクリートの「脂身の網」みたいなスクリーンは綺麗だなあ。Lafargeが開発したDuctalっていうものらしい。

これだ。LAFARGE: Ductal® なんだ,もう商品なんじゃん。

Fiber-reinforced なので,曲げに強く,弾性変形が大きいとある。表面も摩耗に強い。ワーカビリティが高いので細かい模様も転写できる。骨材が均質だ。これは砂利って言わないだろ,もはや。コンクリートというよりセメント系の新素材って感じだ。

ダルダルのFlashがうざいが,Ductalの詳細を紹介する専用サイトもある。
ImagineDuctal.com
土木系の実績が多いようだ。

しぼってググると,太平洋セメントが日本語のサイトを作っていた。やっぱり建築の施工例その1, その2を見ると,まだ上記展覧会作品のようなすごいのはなくて,薄肉だってことと,転写性の高さを活かした微細な表面という表現にとどまっているみたいだ。

こいつは燃えないプラスチックなのだから,もっといろんな表現の可能性があるだろう。

コメント (1)

011:

ちわっす。ごぶさたです。"ULTRA HIGH PERFORMANCE CONCRETE" 見ましたよ。冗談みたいですね。説明に「引張りにも効く」って書いてあるけど、ホントに構造材として使えるんでしょうかね。写真(CG?)にあるようなカーテンウォール状の仕上材としてなら分かるんだけど。でもホントに構造材として使えるんなら、めっちゃくちゃ細いRCの柱とか、プラダ東京みたいなものもモノコックで作っちゃって内部の耐火被覆無し!とか、そんなこと出来ちゃうんでしょうかね?建築の世界がこれまでに培ってきた技術的な伝統とは、ますます無関係なものになって行きますね。そんじゃまた。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2004年07月21日 00:51に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「人生を記録するVR」です。

次の投稿は「SUIKABAR」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。