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『イノセンス』

を見る。きちんとつじつまのあう,電脳暗黒冒険活劇。
画面はとても濃密で綺麗。金色の美しい映像が続く。
格言風の決め台詞の連発も,これだけ続くとクサイもウザイも超えた独自の境地。なにしろカジュアルに話す人物はひとりも出てこないのであるから。

あのシーンはあの映画,このシーンはそのゲーム……と親探しをはじめるときりがないと思うのだが,Bjorkの"All Is Full of Love"も親のひとり。Bjorkのほうは,産業用ロボットが重要な役割を果たしていて,それが違う。濡れていることの表現も。

あと,「ホクタン」へ飛ぶと塔が林立しており,さらにゴシック聖堂の本社ビルの上空を旋回していくので,おお香港からゴシックへ都市の意匠も切り替わるのかぁと思いきや,そうでもなくてアジアのままであったからガクッとなりました。監督のエッセイ「イノセンス - 押井的個人電視台 - 人形と建築の旅」によれば,「中華ゴシック」だとか。んー。

五十嵐太郎さんが「都市論としての『イノセンス』」ってのを寄稿しているのを発見。丁寧な解説記事だけど,ちょっとモノ足らないよん。

公式サイト:イノセンス

アップルシード』ももうすぐ。
関係ないけど予告編見ただけでも『ビッグ・フィッシュ』には泣きそうになった。

コメント (1)

もとえ:

DVD『イノセンスの情景』,つい買ってしまいました。

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2004年03月29日 20:09に投稿されたエントリーのページです。

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