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高精度の等高線

国土交通省が立体電子地図の整備にのりだす

要するに、いまは10メートル単位ぐらいのざっくりしたコンターしかないところを十数センチ単位の高精度のものにするというわけだ。


最初に着手するのは国土の約1割。「すべての1級河川、富士山、浅間山、日本の主要な海岸およびそれぞれの周辺部」ってことらしいんだけど、富士山はともかくナゼ浅間?

水辺からはじめるのは、浸水や津波の被害を予測するのが当面の目的だから。となると、大都市部では地下の地図も作るんだろうかな。地下鉄はどっから沈むんでしょうかね、などという。そりゃ大変だ。夜も眠れまい。

実際には「航空機でレーザーを使って高さの情報を詳細に計測し、さらに衛星写真と国土地理院の持つデジタル化した平面の電子地図と合わせ3D化する」ってことなんだけど、なんか冴えないやり方だよな。なにかもっと抜本的な測量技術の革新が必要なのではないか。

すっごい小さい羽虫のようなマイクロロボットを無数に撒くってのはどうだろう?
こいつらは、それぞれ固定IDを持ってて、近所の仲間と一定以上離れていることを確認して、GPSでゲットした自分の位置情報を生涯に一度だけPingして、生分解して果てる。
で、エフェメラル・サーベイ・プロジェクトとか名付けるわけよ。

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2003年09月26日 19:01に投稿されたエントリーのページです。

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