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2008年04月 アーカイブ

2008年04月01日

建築学会大会の応募カテゴリーに「設計方法』がなくなってる!と思った方へ

設計方法小委員会の山田主査から、下記のような連絡がありました。

設計方法小委員会関係各位

主査の山田です。
既にお気づきの方も多いと思いますが、添付資料の通り、今年度の建築学会大会の研究発表の募集要項では、応募時に明記していただく、発表部門の細分類・細々分類の、「建築計画部門」の中に、「設計方法」がなくなっています。

これは、建築計画委員会の来年度の改組(運営委員会の設置など)に伴い、各運営委員会の名称と、大会発表の分類とを、合致させたことによります。
これらの措置は、現在の建築計画委員会の布野委員長の意向により、幹事会で決定したものですが、混乱を避けるために、できるだけ、新旧の違いを関係する皆さんに、周知してほしいとの依頼を受け、皆さんに、メールさせていただくことにしました。

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・概ね、旧「3.設計方法」「5.人間工学」「6.計画基礎」は、新「3.計画基礎」に集約 されています。
 (新「計画基礎運営委員会」の傘下に、安全計画、建築人間工学、空間研究、環境行動、 設計方法、情報設計、ノーマライゼーション環境の各小委員会が置かれます。)

・旧「3.設計方法」の一部は、新「5.設計計画」となっています。
 (新「設計計画運営委員会」は、旧(横断系)に相当していますが、傘下の小委員会は すべて来年度新しく設置されます。公共施設マネジメント、建築計画技術、建築設計計画評価の各小委員会)

・新「3.計画基礎」の細々分類のうち、「h.設計方法論」〜「m.設計評価・運営法」が、 旧「3.設計方法」の細々分類に相当しています。 
 また新「5.設計計画」の、「f.参加・コラボレーション」〜「i設計教育」あたりが、 旧「3.設計方法」の細々分類からキーワードとしては、移行しています。

・公共施設の運営、再配置や、公共施設の計画に伴うワークショップ等の人的活動、 また官と民の関わり、PFIなどの体制等の、公共施設計画のマネジメントに関する研究、 建築作品の評価などの研究は、新「5.設計計画」に、ご応募ください。

・コラボレーションや、設計主体、設計組織に関する研究のうち、方法論(企画論、 プロセス論)、支援ツール・支援システム、施設プログラミング、FM・POEに関連す 研究は、新「3.計画基礎」に、ご応募下さい。
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以上につきまして、大会での研究発表にご応募を予定されている関連する周囲の方々にも、お知らせいただけましたら、幸いです。
よろしくお願いいたします。

2008年04月07日

チャールトン・ヘストン

が亡くなった。

代表作はあれこれ紹介されているが、私にとっては断然『華麗なる激情』のミケランジェロなのである。


キャロル・リード『華麗なる激情 スタジオ・クラシック・シリーズ』


「華麗なる激情」は、ルネサンスの巨匠ミケランジェロが教皇ユリウス2世の命を受けてシスティーナ礼拝堂の天井画を完成するまでの物語である。

芸術家のクリエイションのプロセスが、神秘的なものとしてではなく、コストや人事、責任分担などをめぐるトラブルを克服しながらファシリティの価値を高めるミッションを達成していく実践的プロセスとして、克明に描かれている。つまり、これはクライアントである教皇ユリウス2世と、コントラクターであるミケランジェロが、システィーナ礼拝堂天井画制作というプロジェクトをいかに成功させるかという、ファシリティマネジメントの物語なのである。

メディチ家の人々や、取り澄ましたイヤミな建築家ブラマンテ、世渡り上手でスマートな美男子ラファエロなども登場し、プロジェクト遂行という視点で世紀の天井画制作の舞台裏が描かれる。

この映画をFMの映画として見るという見方は、JFMAの上ノ畑さんから教えてもらった。そして、宮城大学でやっていたFMの授業の中で毎年見てきた映画なのだ。私にとって、一番多く繰り返して見た映画かもしれない。当時の授業で使っていたハンドアウトは、これだ。当時はDVDが入手できず、アメリカで買ってきた英語版のVHSで再生していた。

チャールトン・ヘストンといえばもうひとつ、



リチャード・フライシャー『ソイレント・グリーン 特別版』

も忘れ難いが、それはまた別の話。

ご冥福をお祈りいたします。

2008年04月11日

建築デザイン論, 2008.4.11

石田壽一さん、五十嵐太郎さんとオムニバスで行う講義。
第1回 入口について
ad2008_入口.pdf

2008年04月15日

Sony Foam City

今度のBRAVIA あわだらけ。

清澄白河

清澄白河に、秋山ブクさんのインスタレーションを見に行った。
清澄白河 丸八倉庫
清澄白河 丸八倉庫
下半分はまったくの倉庫のまま。上層三層に現代美術のギャラリーが集まっている。大きな看板のようなものはない。こっちにギャラリーがありそうだな、という気配もまったくない。建物の前に、ちょっとした看板が出ているだけ。

清澄白河 丸八倉庫
素っ気ない入口。街と積極的に関わろうということでもない様子。
清澄白河 丸八倉庫
業務用エレベータで上がる。ドア操作のデフォルトが開放なので、降りたら閉めるボタンを押さないと、他の階に廻せなくなる。

清澄白河 丸八倉庫
秋山さんのインスタレーションは、上層階ではなくて、一階からこの階段を上がった先の中二階のような場所にある。日用品による空間構成というのだろうか。私には少し密度が高すぎて苦しい感じがした。座ったら違ったかな、と今になって思う。

すばらしい天気で、地下鉄に乗るのがもったいなく、バスに乗って都心にもどる。途中、水天宮に寄ってお参り。

2008年04月17日

建築ITコミュニケーションデザイン論, 2008.4.16

はじめに
aitcd_2008_01.pdf
※ハンドアウトのリンクを修正しました。(2008.4.20)

来週は休講。次回は4月30日です。


↓ハンドアウトを、Scribd経由で配布してみるテスト。でかすぎてウザイですか?

Read this doc on Scribd: aitcd 2008 01

2008年04月19日

日本オフィス学会大会@芸大

日本オフィス学会大会@芸大

大盛況。というか、部屋狭すぎ。

2008年04月20日

ecto 3 beta

を久々に使う。メニューが日本語になっている。
3 beta のお試し期間が切れてしまっていたのだが、試しにecto2で使っているシリアル番号を入れると使えた。betaが取れた時には請求があるのかもしれない。

前も書いたが、Flickr Helperは素晴らしい。

-logue 「プロジェクト・アイデンティティの培地として」

仙台クリエイティブクラスターコンソーシアムのプロジェクトのひとつ、-logueのケーススタディ「地域のクリエイティブコミュニティが目指すもの」のepilogueに「プロジェクト・アイデンティティの培地として」を寄稿しました。

3月18日の仙台クリエイティブ・クラスター・コンソーシアム(SC3)の総会の議事終了後に行われた、ヨコハマ経済新聞編集長で横浜のクリエイティブコミュニティ作りに寄与する杉浦裕樹氏による講演と、それに引き続くパネルディスカッションを踏まえてのものです。

この記事が掲載された -logueプロジェクトは、鹿野護さん、小川直人さん、菊地正宏さん、柿崎慎也さんらが中心になって進めてきたもので、ごく短い期間だったにも関わらず、精力的に取材されて、非常に濃密なコンテンツを作り出しました。その最後のテキストを書かせていただけたことはとても光栄でした。

-logueは年度末で一旦終了となりますが、おそらくは遠からず、様々な企てを巻き込みながら再起動されることでしょう。


2008年04月22日

建築ITコミュニケーションデザイン論、2008.4.23 休講

既報のとおり、明日は休講です。
次回は4月30日。

2008年04月24日

東北大学大学院都市・建築学専攻の受験にはTOEFL,TOEICが必要です。

告知をふたたび。

本江研はじめ,東北大学大学院,都市・建築学専攻を受験するためには,あらかじめTOEFL,TOEICを受けて,その成績を得ておくことが必要です。早めにご準備ください。
詳細は大学院のウェブサイトをご確認ください。
東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻 Architecture-J-home

TOEICの申込は月に一回ぐらいしかないし、結果が出るまで数ヶ月かかります。
まだ受けたことがなくて、スコアがなく、もしかして大学院受けるかも、と思っている人は、とりあえず、5月に申し込んでTOEICを受けておきましょう。あとで、このせいで受験資格がない、と言われたんじゃやりきれませんので。

2008年04月26日

特別番組「未来の街は僕らが創る せんだいデザインリーグ2008」

特別番組「未来の街は僕らが創る せんだいデザインリーグ2008」

お見逃しなく!

仙台放送 4/29 10:00-10:55
http://www.ox-tv.co.jp/hensei/bansen-08-182.shtml
BSフジ 5/3 12:00-12:55

小商い

ってのがいいと思うんです、と茅原さんが言う。中西さんも、上場を目指すばかりではなく、小さく持続的な商いを続けていくようなビジネスの価値観もアリだと話す。へぇ、飽きないってえますからねえ、と時そば的に合いの手を入れておいて、思い出したのは、エドワード・デ・ボノの『魅せる会話』で、最近読んだ話。

EUでも特に経済的に成功しているというイタリア北部のベネト州。名古屋のような大企業の城下町という成功モデルとは対照的に、ここには11人にひとつという、たくさんの小さい企業が数多く設立されているのだという。なぜそんなにたくさんの小企業が設立されているのか。それは、イタリアには低金利の融資があって、企業設立のリスクが押さえられるからだそうだ。

そこにもうひとつのアイデアを加えると、リスクはさらに軽減出来るとボノは言う。

小さな企業が倒産したとき、その損失額をほかの企業に税額控除として売ることができる、というアイデアです(同じ業種である必要はありません)。この手段は、小企業設立数の現象傾向の歯止めに一役買っています。(p.71)

倒産しても債権者にあまり迷惑をかけなくてすむなら、再チャレンジはしやすくなる。政府は、儲かっている企業からの税収を少しばかりとりそびれることになるが、地域全体として経済が活性化するのなら、トータルな税収はむしろ増えるかもしれない。こういう小商い指向の仕組みと、つぶれまくる新興企業の屍の群れの上で大もうけしている極少数の企業からガバッと税を取る仕組みと、どっちが利口なのか。

# ボノの本のこの部分だけを読むと、倒産の損失を税額控除として売る、というアイデアが、ベネト州で実際に行われていることなのか、ボノのアイデアにとどまるのか、知識のない私には判断がつきかねる。簡単に調べてみたが、よくわからない。もしかしたら、とてもあたりまえのことなのかもしれない。


2008年04月27日

「場所へのコミットメントをデザインする——没場所性に抗して」

とする講演録が、札幌学院大学社会情報学部紀要『社会情報』に掲載されました。

本江正茂「場所へのコミットメントをデザインする——没場所性に抗して」札幌学院大学社会情報学部紀要『社会情報』, vol.17, No.2, pp.41-58, 2008年3月

これは、2007年10月13日土曜日に、札幌学院大学でおこなわれた、第17回 社会と情報に関するシンポジウム「都市と情報——地域の変革と再創造に向けて」での講演の記録です。


2008年04月28日

Times

がもうすぐ公開。

Acrylic Apps: Coming Soon:

新聞風に誌面をレイアウトして読めるフィードリーダ。

味噌もくそも一様であることがRSSフィードリーダの良さだけど、チラ見で済ますには、新聞紙面のデザインには一日の長がある。

詳しくは、Read RSS Newsfeeds In Style With “Times”のレビューで。

"トウスポ"プラグインもあればいいのに。

追記:
試してみるとあまり融通がきかなくて、ちょっと期待外れかも。
ごく限られた数のフィードだけを読むのならいいのだろうけど。
方向性は面白いと思うんだが。

2008年04月30日

MacJournal5.1b1で、3カラム表示が

できるようになった。これを待っていた。
MacJournal51b1
View/Entries SIde...で設定できる。

エントリのリストを右に置いて、中央カラムで本編を編集するといういささか奇妙な画面にもできる。右大臣左大臣方式というか、左右に序列を振り分ける配置。左から順に階層が下っていくというのが自然だと思うのは、ただ慣れているだけなのかもしれない。

3カラム化はうれしいものの、スマートジャーナルに漏れがでるなど、なんとなく挙動が怪しいので、まだ常用は無理かも。

ちなみに私は Mail.appも、WideMailで3カラムにしている。ワイド画面にはこちらもおすすめ。

追記:
5.1b1を使ったせいかどうかわからないのだが、正規版の5.0.4の挙動までおかしくなってしまい、キャッシュやplistも削除して、アプリケーションを再インストールする羽目となった。アルファベットを入れると、以前の文字がつづけて入力されてしまうんである。
a とタイプすると

a

と入る。続けてbとタイプすると、
a ab

となり、さらにcとタイプすると、
a ab abc

となる。
日本語だとこうならない。再インストールしたのでもう再現しないのだが。

建築ITコミュニケーションデザイン論, 2008.4.30

データの表象

aitcd_2008_02.pdf

Read this doc on Scribd: aitcd 2008 02

次回は、空間の表象。

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